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ーーー次の日。たまたま会った 三橋と伊藤と三人で登校し、教室まで向かう。
こいつらが来る前なんて、いつも一人で たまに理子と話すぐらいだったのに、本当に日常って ひょんなことで変わるもんなんだなぁ、なんて思う。
私に怖がって話し掛けて来なかった 他のツッパリの奴らも、三橋や伊藤なんかに挨拶したりする流れで私にも(少し震え声ではあるが)挨拶をしてくれるようになったり。
そんな風に変わって、日常になりつつある今が 幸せだな、なんて思ってしまってる自分もいたりして。
｢ あ!! 三橋さんにAさん!! おはようございますっ ｣
｢ 佐川、はよ ｣
｢ ……名前、｣
三橋と並んで席に着くと、すたたっと隣に走って来た佐川。今まで女王、って呼んでたくせに いきなり名前を呼ばれてびっくりする。
呟いた声は どうやら佐川にも聞こえていたようで、や、やっぱりダメっすか調子乗りましたすみません!!と頭を下げられた。
｢ いや、ダメとかそういう事じゃ… ｣
｢ お前 そんな女王に固執もしてねーだろうが。名前ぐらい許してやれよ ｣
｢ そっ、そうじゃなくて… ｣
ただ単純に驚いただけなのだ。
この高校に入ってから、この髪のせいで色んな人に絡まれて、その絡んできた奴を 次々に倒して行ったおかげで、私の名前が知れ渡るよりも先に 私のこの髪色と、“女王”だって噂が流れてしまっていたわけで。
私の名前を気にせず呼ぶやつなんて、三橋や伊藤、小さい頃からの仲の理子ぐらいしかいなかったから。
佐川は三橋の言葉にぱっと顔を上げると、いいんすか!? と目を輝かせながら私に問う。
…そんなに私を名前で呼ぶのが嬉しいことか、と自嘲気味に思ったりしたが、喜んでるならいっか、と 好きにすれば、と答えた。
｢ あざっす!! やっぱ…なんかあれっすね、Aさん 三橋さんと付き合い始めてから柔らかくなりましたね ｣
恋ってすげーっすよ!! と言った佐川に、はぁ!?という声が被る。
どうやら 席に座って私達の会話を聞いていた三橋も驚いて声を上げたようだった。いや今のは流石に誰でも驚くって。
｢ なになに、Aちゃんと三橋が付き合い始めたって? ｣
｢ 冗談じゃねぇ!! 誰がこんなに無愛想な奴と付き合うかよ!! ｣
｢ こっちだってこんな卑怯者と付き合うなんしてしないし ｣
｢ 仲良しっすね〜 ｣
｢｢ 黙れ、佐川!! ｣｣
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零生(プロフ) - エイラブさん» ありがとうございます! 出来るだけ出していけるように頑張ります〜！ (2018年12月26日 0時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
エイラブ - 面白くて好きです！ 相良君と片桐君が好きなのでもっと出してほしいです！ これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 16時) (レス) id: e30e78e61a (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - ソルトさん» 嬉しいです、ありがとうございます！出来るだけ更新怠らないようにするので、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - いつも読んでいます！続きが楽しみです！ (2018年12月22日 22時) (レス) id: 3945e53ccf (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 弌さん» 神様扱い光栄です笑 これからも好きだと思って貰えるように頑張ります!ありがとうございます!. (2018年12月20日 22時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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