球団職員に花束を。

□.9 送別会 ページ10

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「「35億」」



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真ん中には長さん。…それも、黒髪ボブのカツラを被った。

そして、サイドには上半身裸の男二人。

左側にいたるんばさん…橋本到さん。
右側には、慎吾。


私の送別会は、巨人軍行きつけのご飯屋さんを貸し切って行われてる。

去年流行ったブルゾンち〇みネタを披露してくれた、長さんといたるんばさんと慎吾。

どうしよう、最高過ぎる。



「いたるさんかっこいい！長さん！可愛い！」

32「でしょ？」

7「あー、Aちゃんの為に体を張って、良かった！」

「長さんたら。…もう！」

49「おーい、俺を忘れとるやろ、俺を。」

9「慎吾もかっこいいぞ！」

12「よっ！慎吾イケメン！」

26「その美しい身体で抱いてくれ！」

49「なんで俺、野太い男の歓声しかないんすか…」

「慎吾も面白いよ、ね？」

49「A、そこはかっこいいって言わんかい」

「それは遠慮しようかな」



てへへと舌を出せば、慎吾に頭をチョップされる。



9「Aちゃんと結ばれるのは勇人だと思ってたけど、慎吾の可能性も大だなぁ」

7「面白くなりそうねぇ」

「長さん語尾が女のままですよ。
…あと、慎吾は無いです。絶対に。…勇人さんも」

49「俺も嫌ですよ。こいつ絶壁ですし。
どこがとは言いませんけど、絶壁ですし。」

「慎吾、歯ぁ食いしばって」

49「…すんません」



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「私わっきーさんのワ〇キーのモノマネ見れるまで北海道行けません」

12「え、ここで俺？」

「びーよよよーんってやってください。わっきーさんお願い」

12「それは、無理かな」

「…けちんぼ」



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61「…わっ」

「ぴゃ！…なんだマンゴーか」

61「ここに来て呼び捨てされるとは」

「背後から現れるのは反則です。唐揚げ奢ってもらいますよ。
…あ、お兄さん唐揚げひと皿」

61「いや注文早すぎでしょ」

「唐揚げは私の好物ベスト10に入るので」

61「まあいっか。…そうそう、異動ってずいぶん急だね」

「はい。言われた時は頭真っ白でした」

61「Aちゃんを俺の嫁にすることは叶わなかったなぁ…」

「マンゴーさん既婚者でしょ」

61「ハイ、スミマセン。
でも、Aちゃんは巨人のアイドルだし。ね？」

「マンゴーさん…たまにはいいこと言うじゃないですか」

61「だろ？…ん？たまには？」



Why?とジェスチャーをする中井さんが面白くて、思わず吹き出した。

宮國さん同様、私を溺愛してくれたマンゴーさん。



改めて…楽しいなぁ、ジャイアンツ。

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