39恋＊side上林誠知 ページ42
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Aとの初デートから、3ヶ月
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(もう、肌寒い季節だ)
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「ばばばやっし〜」
「ギータさん、ちわす」
「今日も頭ふっさふさだな〜ふふふ〜ん」
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シーズンがいい形で終わって、秋季練習が始まった
ロッカールームで着替えていたら
鼻歌を歌った上機嫌なギータさんと一緒になる
ちょっ…髪の毛わさわさしないでください
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「そーだ上林誠知！」
「Σ はい、(何でフルネームなんだろ)」
「Aちゃんと進展はあったんすか〜？
イイトコまで進んだか〜？」
「ちょ、苦しいっす…」
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ギータさんにほっぺを両手で挟まれて
息がしづらい…お願いです拘束しないで
どうなん？どうなん？って尋問してくる目の前の大男(怒られるかな)に、俺は口を開く
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「ひは、ほふひ(訳:いや、特に)」
「うん？」
「特に…これといった進展はないっす」
「うぇえ、まぁじで？」
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犬みたいに舌を出して、目を丸くするギータさん
そんなに驚かなくてもいいのに
あ、ほら、晃さんこっち向いたし
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でも、今ギータさんに言ったことは全部ほんとです
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Aとデートをしてからというものの
キスは…キスはしたりするけど
シーズンの大事な時期だったし、Aもカメラマンの仕事が忙しそうで、その先に進むことは無かった
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「ふーん…」
「どうしたんすかその目は」
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横を向けば、湿っぽいギータさんの眼差しがそこに
アヒルみたいに口を尖らせて
つまんねぇとでも言うような顔…ん？つまんねぇ？
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「そりゃ言い訳だぜばやし〜」
「え」
「何なら俺、Aちゃん狙っちゃおっかなー」
「Σ ギータさんそれはほんとに止めてくださ、」
「なんてな！俺既婚者やから！」
(…そうだった…)
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がははと大口開けて笑うギータさん
Aは長年想い続けた幼なじみで、彼女なんで
さらっと言うのやめてください…心臓に悪いっす
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「まぁ幼なじみだしな〜」
「…まぁ、はい」
「初々しいな〜ははは」
「それ、褒め言葉っすか？」
「んー、褒め言葉寄りかなこりゃ」
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とりあえず頑張れよ〜って
ギータさんはいつの間にか着替えを終えてて
先に来た俺より先にグラウンドへ向かう
んー…なんの時間だったんだこれは
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ただ、気がついたのは
あれ以来、俺とAがキス止まりな理由
きっとまだ、俺に躊躇っている部分があるから
気持ちは、前に進もうとしているけど
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(Aの全部、俺のものにしたいのに)
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迷う、なぁ
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凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん(´∀`)ついにです...！ここまでお付き合いくださってありがとうございます！ (2018年11月11日 23時) (
レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - つ…遂に！！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 澪さん» 澪さん◎ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいコメントに私もキュンキュンしちゃいました(´▽｀*)応援ありがとうございます！ (2018年11月10日 14時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 突然のコメント失礼します。殿堂入りおめでとうございます！とてもキュンキュンしながら読ませていただいてます。これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん◎ありがとうございます！是非2人の行く末を見守ってください...！ (2018年11月6日 7時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年9月18日 1時
