あの日の記憶は、まだ蘇らない。【あんスタ】 (ページ31)

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不思議な人ページ31

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「子猫チャン…♪」

「あ、夏目くん」

海洋生物部を見学した後私達は、ゲーム研究部の見学に来ていた。ゲーム研究部って、その名の通りゲームをするんだよね多分。

あんずの目の前には夏目くんと呼ばれる男性がいた。話を聞いてる限り彼が部長で間違いは無さそう…？

「こっちが転校してきた遊馬Aちゃん」

「よろしくお願いします」

「…うン、よろしくネ」

夏目くんと呼ばれる男性は何となくだが、ほくそ笑む様に私を見て微笑んだ。

____ ちょっと、不思議な人

夏目くんに抱いた最初の印象はこれだった。

「中に宙もいるから、一緒にゲームしようカ」

「分かった、Aゲーム出来る？」

「…種類によるけど音ゲーは得意だよってレベルで、ゲームは出来る」

「音ゲー、…宙、音ゲーってあるよネ？」

夏目くんはそれを聴いて、中にいる宙という人に聞いていた。

つまりこれは、音ゲーで遊ぶってことでいいのかな？

「2人とも入ってきナ」

「おじゃまします」

「…失礼します」

夏目くんに言われて、ゲーム研究部の部室に入ると沢山のゲーム機が置いてあった。

そして、ゴソゴソとゲーム機を漁る1人の男性がいた。 …男性？男の子と言った方がいいかな。

ネクタイが赤色の男の子がこちらに向かって、音ゲーを見つけたのかこちらに持ってきた。

「ししょ～！見つけたのな！」

「フフ、流石宙だネ。それじゃ、2人ともそこのソファーに座っテ」

私とあんずは夏目くんに言われた通り近くにあるソファーに座った。

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