覚え、 ページ13
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「…あの…」
「……」
____ 放課後
隣の席の彼はずっと寝ていました。貸してくれた消しゴムを返そうにも、寝ていて返せない。
もう少しであんずが部活動の案内っということで迎えに来てくれる。
「(…起きなさそうだし、メモと一緒に消しゴム置いとけばいいかな。)」
ある意味彼の昼寝?を妨害してる事になるだろうし。
そう思い、私は書き書きとメモにメッセージを残し彼の机の上に消しゴムと一緒に置いた。
「…A〜? 」
「あ、あんず」
ちょうど私が教室から出ようとした時あんずが来た。
「部活最初は何処から行きたい?」
「え〜。あんずのオススメの所?」
「まじかー。あ、Aは何部だった?」
「中学はテニスやったよ、高校からはなんの部活も入ってない」
「ああ〜テニスね。んじゃ、テニス部見に行こうか」
そう言われ、昇降口に向かった。夢ノ咲学院は部活動は絶対入らないといけないらしいのは、高校は無所属の私にとってはきつい話だった。
「… テニスコートってグランドの横じゃ無いんだね」
「そうそう、テニスコートは端っこにあるんだよね、」
ボ−ルを打つ音が聞こえる。
テニスコートに着くと、金髪の子が銀髪の人と戦っていた。
「…あの人、上手い」
ポロッと口に出すと、あんずは私の目線の先の人を見た。
「ああ、仁兎なずな先輩だよ。テニス部の部長務めてるんだよ」
だからか。 銀髪の方もフォ−ムはとても綺麗で早さはあるけれど、仁兎なずな?先輩さんはテクニックもありどんどん点をとっていく。
「瀬名先輩が居るの珍しいな…」
「瀬名先輩?」
「そう、なずな先輩の対戦相手」
瀬名先輩って言うんだあの方。 覚えておかないとな。
「…あれ?あんずちゃん?」
「あ、真くん」
「テニス部に何か用事かな?」
「今、この子の部活見学の案内してるの」
ぱちっと、真くんと言われる方と目が合った。
「あ、君がB組に転校してきた子?」
「あ、はい。遊馬Aと言います。よろしくお願いします…」
「うん、よろしく。僕は遊木真。好きなように呼んでくれると嬉しいな。」
おお、爽やか笑顔。 眼鏡で静かめな印象あったけど彼は外すとめちゃくちゃイケメンさんなんだろうな。 顔立ち綺麗だし、身長もすらっとしている。
「ゆ〜う〜く〜ん」
「っ!!い、泉さん!?」
先程の銀髪の方、瀬名先輩さんが少し不機嫌そうに真くんの後ろから出てきた。
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あ〜ちゃん(プロフ) - 前作から見させて頂いてました！とても面白かったです！Tao音さんの表現やストーリー性が好きです！誠にご勝手ながら今作も期待しております。更新頑張って下さいm(_ _)m (2018年4月1日 20時) (
レス) id: ec51d54417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tao音 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年4月1日 20時
