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オビside
A嬢がベランダに行ったあと、目を離さなず見つめていた。
そこにタイミング悪く、いや、仕込みなのか10人程度のお嬢さんたちが駆け寄ってくる。
「あの、おひとりですか？でしたら私と踊って頂けません？」
「あちらに美味しいお酒があるの。一緒にのみましょう」
「鋭いお顔立ちで凛々しいですわね。お強いのでしょう？ぜひ私の護衛として…」
甘ったるい声が耳に届く。あぁうざい
しかし無下にするわけにもいかない。ここは王族が集まる夜会なのだから。
『綺麗なお嬢様方。私には勿体ないお誘いありがとうございます。しかしながら私には使えている主のおそばにいたいのです。御無礼をお許しください』
適当に交わしたつもりだったがそれでもまだ寄ってくる。
鬱陶しい
そんな時
A嬢がロイと名乗る男と口付けをしているであろう体制にある所が目に入る。
喉がひゅっとなる
頭がぐるぐる回る
鼓動が早くなる
なんだこれ
「オビ殿…素敵な名前ですわね」
混乱している状況の俺に話しかけてくる女たち
A嬢の所にいち早く戻らないとと思い語りかけてきた女性の間を通ったが
俺の肩に当たったお嬢様が倒れ込み、ワインが白いドレスを染め上げる
「きゃあ！！！！」
ザワつく会場
A嬢とロイという男には誰1人目をくれず、俺と倒れ込んだお嬢様に視線が集まる
「あいつ護衛だろ？何をしているんだ」
「王族、貴族を転倒させるとは何事か」
「あのドレスいくらすると…」
はっと我に返る。
やってしまった。
主とお嬢さんがこちらに駆け寄ってくるのも見える
でもそれより
A嬢は…？！
ふとベランダに顔を向けると
ロイという男は胡散臭い笑顔でA嬢に挨拶し
A嬢はひどく怯えていた。
続く (更新停止中)
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こは(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます！更新スピードにムラがありますが最後までお付き合い頂けると幸いです！頑張ります(><) (2022年6月23日 22時) (
レス) id: d653e5444e (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続きが楽しみです！ (2022年6月22日 21時) (レス) @page15 id: c65661da50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こは | 作成日時：2022年6月18日 0時
