18話 ページ19
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私とチーノくんとのイチャイチャを目撃したクラスメイトの仕事は早く、お昼頃には学校中に話が広まってしまったのか。
現在私は瓶底メガネをつけた女の子2人に突然空き教室に引き込まれてしまった。
別に暴力とかはない。ただ永遠と罵倒されて私の目の前で悪口大会が始まっているだけだ。少しでも喋ろうとすれば更に悪化するので黙っておくことにした。
「＿＿ってことなの！チーノくんがあんたみたいなくそビッチと触れ合ってたという事実が気持ち悪くて仕方ない」
「いやほんとにそれ。目の前で見たら大して可愛くないし。鏡見直してきたら？」
ci「ふーん。Aさんが鏡見直さんとあかんの？」
「そうそう…………ってえ！？ち、チーノくん！！」
彼が先程教室に入ってきていたのは分かっていたので、わざと気付かないふりをして2人を油断させたのが成功したみたい。
いや、2人とも今更可愛い雰囲気出しても遅いから。
ci「よぉ見たら君らも1年やん。先輩には敬語使うことすら知らへんの？」
「あ、あの、それは…」
ci「はぁ……今すぐその眼鏡外せ」
そう言ったチーノくんの声のトーンはいつもみたいな明るい声じゃない、私まで動きが止まってしまうほど低かった。
2人は震えながら瓶底メガネを外すと、次は下に落とせという指示をしたので彼女たちは素直に従い床に落とす。
すると、その眼鏡を思いっきり踏んで一瞬で壊してしまった。彼は口元を歪ませながら2つの眼鏡を原型が無くなるまで壊すと、彼女達の方をゆっくりと向く。
ci「次、これがあんたらの姿。分かったならこの人に一生手を出さんといてな？俺優しいからわざわざ説明してあげたけど、分からんこととかある？」
2人は真っ青な顔で顔を横に振ると、そのままバタバタと教室を出ていってしまった。
いや、うん。これが裏の顔なんだ……すごいなと思いながら彼の方を向くと、瓶底メガネの下からはポロポロと涙が零れている。
『チーノくん！？え、どうしたの…？』
ci「や、だって……今の姿見たら、絶対…嫌われたって思っちゃって、」
『そんな事ない！私の為にしてくれてかっこよかったよ。本当にありがとね、大好き。』
彼の頬に伝っている涙をハンカチで拭き取りながらそう言うと、眼鏡を外して「良かったです…」と顔をほころばせる。
初めて見たチーノくんの瞳は橙色の透き通った綺麗な色で、見つめすぎたら頬を真っ赤にしてて可愛かった。
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かみぶくろ - こねまるさん» スッ(お金払います)神作品…ぐふっ (2021年5月6日 23時) (
レス) id: cb17226bb5 (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - 凍てつく闇さん» 素敵なコメントありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しい限りです(TT) (2021年3月14日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
凍てつく闇(プロフ) - え、超好き。この系統の話は中々見かけないので斬新に思いました!とても面白かったです! (2021年3月8日 5時) (レス) id: fb05f8f52b (このIDを非表示/違反報告)
egao(えがお)(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最後の方の泣くところ案外ピュア…？？とか思ったけどやっぱり腹黒夢主は最後まで腹黒夢主でしたね！ここまで腹黒なのは清々しいです！wめっちゃ面白かったです！ (2021年3月7日 23時) (レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - 案山子の色さん» 案山子の色さんはどの作品でも暖かいコメントをして下さっていて感謝しかないです…!!私もほんとらぶです(^-^)これからも期待に添えるよう頑張ります!! (2021年3月7日 22時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こねまる | 作成日時：2021年3月5日 21時
