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ほらね？
やっぱり俺の物語のヒロインはAちゃんなんだ。
俺が思い描いた通りの景色が目の前に広がっていて…
朝日によってキラキラ光るダイヤモンドダストの中に佇むAちゃんは眩しいほどに綺麗…。
「お誕生日おめでとう。」
改めて言ってくれたAちゃん。
そういうところが大好き。
Aちゃんの前に立ち、握り合った右手と左手…
そして左手と右手。
「俺…前も言ったけど、Aちゃんと見たい景色がいっぱいあるんだ。って言うか…俺の見たい景色にAちゃんがいて欲しいんだ。」
俺の見る景色にAちゃんがいてくれる…
ただそれだけで見える景色の色が全然違う。
「俺の欲しいプレゼントってね…？」
「うん…。」
曖昧に誤魔化してそらしてきたけど…
「Aちゃん…。俺の欲しいものはそれ以外見つからないんだ。」
マフラーで顔の半分は隠れているから、Aちゃんが何を思ってるのか表情からは読み取れない。
ただダイヤモンドダストを見るキラキラした目でジッと真っ直ぐ俺を見つめてくれてる。
「女の子は大半がその時、ダイヤモンドもらえるけど…男はさ？ダイヤモンドもらえないじゃん？」
「ん？」
「だからAちゃんごとダイヤモンドのキラキラのかけらで覆って頂いてしまおうかと…そういう魂胆でこんなところまで来てしまいました。」
もちろんダイヤモンドの眩い光なんかよりもAちゃんの笑顔の方が俺には魅力的だし価値はある。
「翔くん？」
俺が肝心な事を言わないから困惑したような目をしてる。
そんなAちゃんの手を安心させるようにギュッとキツく握った。
これからもずっとずっと…
離さないよって伝えるように…。
「俺ね？Aちゃんと出会って俺の中の色んな事に気づけた。Aちゃんが教えてくれたんだ。」
俺ってこんなに人に優しくできるのかって…
そしてこの人を大事にしたいって気持ちが芽生え…
俺はそんな気持ちを女の子に対して持てるのかって、自分でびっくりしたくらい。
「Aちゃんのお陰で変われた。そして強くなれた。」
譲ればないものができた時…
それを一生懸命に守ろうと強い自分になれた。
「俺に出会ってくれてありがとう…。」
Aちゃんの頬を伝う涙はダイヤモンドダストよりも綺麗に輝いていて…
鼻まで覆ってたネックウォーマーを口元まで下げて、再び手を握り、その涙にキスをした。
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さとち(プロフ) - 最後までしょーちゃんを見届けさせてくれてありがとです(*´∀｀*)ロマンチストなしょーさんにぴったりなプロポーズシーン。きゅんきゅんしちゃいました。ヘタレくんが成長してく様子を見守れて幸せでした(^^) (2019年11月17日 8時) (
レス) id: 71c5d1241d (このIDを非表示/違反報告)
プリ(プロフ) - 完結おめでとうございます。私はヘタレてても優しくて少しずつでも頑張る翔くんが大好き。プロポーズのシーンもとっても素敵だった。素敵なお話しをありがとうございます。これからも楽しみしてます(^-^) (2019年11月10日 12時) (レス) id: cd103d13f3 (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - 完結お疲れさまでした。私はしおななさん大好きです(*´▽｀*) (2019年11月9日 12時) (レス) id: 36f104c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 終わった〜。あんなにヘタレだった翔くんが 花子さんに釣り合うべくカッコよく成長！ てか、まあ、初めから素材は完璧なんだからまあ当たり前か。多少ヘタレがまたかわいい（≧∇≦） こんなかわいいバカップルになれるなんて(//∇//)お互いに好きすぎていいなぁ〜 (2019年11月9日 11時) (レス) id: 285da43cef (このIDを非表示/違反報告)
あゆママ(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∀｀)ヘタレな翔さんが成長していくのが楽しみでした。終わってしまうと寂しいですねぇ〜。歌は息子が大好きで、ピアノでよく弾いていたので知りました(笑)可愛い曲でこちらも好きになりました。また二宮さんのお話もお待ちしています！ (2019年11月9日 7時) (レス) id: ddbf446660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年9月20日 15時
