【桜蘭高校ホスト部】 (ページ14)

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第13話ページ14

次の日、ハルヒちゃんとれんげさんがクッキーを作ったと、私達にもおすそ分けしてくれた。

ハルヒちゃんのクッキーは、とても美味しそう。

れんげさんのクッキーは…焦げていた。

私は迷わず、ハルヒちゃんのクッキーを食べた。

A｢美味しい。｣

夢中でクッキーを食べていると、れんげさんが大声を出した。

れんげ｢ぬるい…
鏡夜さま以外、総じてキャラがぬるい！
ここのホストは、あまりに陰が欠如していますわ！
乙女は美少年のトラウマに弱いもの！
こんなバカみたいなノリだけでは、飽きられるのも時間の問題！
あなた方は、鏡夜さまの大事なお店を潰す気ですの！？
マネージャーとして、今日からキャラ設定を一新します。
まずはあなた！
外見も中身も可愛いだけなら幼児と同じ！
よって、可愛い顔して実は鬼畜！
銛之塚先輩は、幼なじみの子分！
双子は、二人きりの世界に閉じこもる、バスケット選手！
ハルヒくんは、優等生だけど、激しいイジメに遭っている！
Aさんは、その美貌で男共を弄ぶ悪女！
そして環さん、あなたは外見ばかりを評価され、実はコンプレックスを抱える学園のアイドル…孤独な王子！！
あっ、鏡夜さまは完璧ですわ！
いつも慈愛に満ちた、優しいあなたでいてね！」

A｢あ、悪女…｣

その後、何故かカメラが沢山出てきて、れんげさんの監督の元、私達は演じた。

光、馨、環の演技が終わり、私は雨の中にいた。

A｢ﾌﾌｯ)言うこと聞けない子には、お仕置きが必要かな…？｣

私は、ふふっと不敵に笑う。

れんげ｢いいわ！次！｣

その後、ハルヒちゃんとハニー先輩、モリ先輩の演技が終わり、一息つく。

鏡夜｢ほら、タオル。｣

A｢ありがと。｣

鏡夜｢中々の演技だったぞ。｣

A｢…演技ね。｣

しばらく休憩していると、ハルヒちゃんとれんげさんがいなくなった。

A｢いた。｣

私は、校舎裏を探すと、案の定2人がいた。

でも、少し様子がおかしい。

A｢ねぇ、何してんの？｣

チラッと見ると、ハルヒちゃんは涙ぐんでいた。

A｢どっち？大切な部員を泣かせたのは？｣

すると、環達が来た。

環｢ハルヒ！どうした！？｣

環は、ハルヒを見て、目を見開いた。

環｢手ぇ出したのはどっちだ…？｣

｢ま、待て須王！先に絡んできたのはそっちだぜ！｣

ハルヒ｢ホントです、先輩。その人たちは、悪くない。｣

環｢ハルヒ…痛むのか…？｣

ハルヒ｢ええ…コンタクトが…｣

環｢え？コンタクト？｣