思い知れ敵 ページ12
｢13号、避難開始！学校に連絡試せ。センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の"
上鳴！お前も"個性"で連絡試せ｣
｢っス！｣
相澤先生が指示を出す。
｢先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃ、いくら"個性"を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは、敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は……｣
｢一芸だけじゃヒーローは務まらん｣
｢…！｣
｢13号！ジャンヌ!!任せたぞ｣
｢はい！｣
そして、相澤先生は敵地に飛び込んで行った。
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｢早く避難を!!｣
飯田が緑谷に叫んだとき、
｢させませんよ｣
｢…敵!!｣
｢初めまして…。我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは…
平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして｣
(…!!!?)
｢本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが、何か変更があったのでしょうか？
まぁ…それとは関係なく…私の役目はこれ｣
そこまで敵が言った時だった。
爆豪と切島が、敵に向かって飛びかかり、攻撃した。
｢その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!?｣
だが、
｢危ない危ない……。
そう…生徒といえど優秀な金の卵｣
｢ダメだ、どきなさい二人とも!!｣
13号が叫んだ瞬間、
黒い靄が、生徒達を包んだ。
｢爆豪さん！切島さん!!｣
ジャンヌは2人を庇おうとした。
しかし、少し間に合わなかった。
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｢！…ここは？｣
視界が晴れると体は浮いていた。
着地して辺りを見渡すと、どうやら【倒壊ゾーン】のようだった。
｢とりあえず皆さんと合流を…！｣
｢させねぇよぉ！｣
敵連合が襲いかかってきた。
｢…!!｣
旗を使い、何とか応戦する。
｢やぁっ!!｣
｢グェッ！｣
しかしいくら凌げても、突破する力はジャンヌにはない。
(情けないですが、どなたか来て下さるのを待つしか…!!)
幸い、耐えることは得意だ。
この世界で"個性"と呼ばれる力は、耐えることにはうってつけである。
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｢はっ！｣
｢ウゲッ！｣
｢テメェ！食らえぇ！｣
｢やあぁ！｣
何とか、回復しつつ耐えしのいでいると、後ろから、
｢死ねぇ…う、うぎゃぁぁぁぁああああ!?｣
｢大丈夫か、ジャンヌ!?｣
声が聞こえた。
｢切島さん！｣
どうやら耐えしのげたようだ。
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作者名：誰かのヒーロー。 | 作成日時：2019年1月18日 19時
