鋏がにじゅうろく。 ページ31
アジトへの帰り道、ホルマジオが猫と戯れているのを見つけた。
レッタは「ねこちゃん〜!!」と言って、ホルマジオの所に走って行ってしまった。
ホルマジオは「しょうがねぇなぁ〜」と、レッタの相手をしていたので、私は彼にレッタを任せ、先に家に帰った。
『ただいま…』
リ「おかえり…レッタは」
『ホルマジオと、猫にエサやってるみたい』
リ「……そうか」
アジトのリビングに1人、リーダーが奥のソファに座ってパソコンを広げていた。
私がレッタと朝食を食べに来た時はまだいなかったが…寝ていたのだろうか。
いや、彼に限ってそんなことは無いだろう。
きっと仕事を片付けていたに違いない。
荷物と上着を部屋に置いて、私はリビングに戻った。
相変わらずリゾットは眉間にシワを寄せ、難しい顔をしてパソコンとにらめっこしている。
珈琲を淹れながら私はリゾットに話しかけた。
『…ねぇリゾット、少し、休憩しない?』
リ「いや…これが終わってから……」
『そういっていつも休まないじゃあないか……この間買ったアマレッティでも食べながらさ』
リ「カルメラがそこまで言うなら…少し、休ませてもらおうか」
『よっし、じゃあ珈琲淹れてるからちょっと待ってて』
私は珈琲を淹れ、お菓子を取り出す。
お菓子の袋と珈琲をスタンドに持ってもらい、キッチンからリビングへ行く。
『…はい、おつかれ。目の下、酷いことになってるよ……』
リ「そ、そうか…?ちゃんと寝ているつもりだが…」
『寝てないでしょ絶対……やれやれだわ…』
…こうして私は普通に話すことに努めているが、内心ドキドキして仕方ないのだ。
昨日の出来事がフラッシュバックする。
あぁ、思い出すな私!
平然としていられるリゾットもリゾットだが…←
ドキドキする心臓をなんとか抑えながら、珈琲を口に運んだ。
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めだま(プロフ) - 宇都宮白夜さん» うひゃぁありがとうございます!!!高校が通信制でして、結構暇してるんですよ……笑トリップ物ほぼ初めて書くのでたぶんめちゃくちゃですが、また読んでください(*´∇`) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 7de534ab81 (このIDを非表示/違反報告)
宇都宮白夜(プロフ) - お久しぶりです!最近凄いはまりました!(笑)更新がいつも速くて凄いと思います!今度トリップ物もやるんですね!お揃いですね(笑)頑張ってください!!応援してます! (2019年11月12日 13時) (レス) id: 5cdf8a1e1f (このIDを非表示/違反報告)
めだま(プロフ) - 宇都宮白夜さん» そんな面白いだなんて……!オリキャラ出しすぎて、原作者様に申し訳ないぐらいなんですけどね…笑ありがとうございます!! (2019年10月21日 7時) (レス) id: 7de534ab81 (このIDを非表示/違反報告)
宇都宮白夜(プロフ) - 初コメ失礼します!!ストーリー面白いですねー!私も暗殺チームの小説書いてるんですが、オリキャラの設定をこんなに細くできるって尊敬します……!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2019年10月20日 23時) (レス) id: 9dd7ab0bcd (このIDを非表示/違反報告)
めだま(プロフ) - 翠木さん» ありがとうございます!!頑張って投稿します!笑 (2019年10月19日 17時) (レス) id: 7de534ab81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めだま | 作成日時:2019年10月17日 10時