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17話 ページ18
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「ほえー…」
賑やかな街、行き交うたくさんの人々。
晋助みたいな服装の人もぼちぼち見かけるが、
やっぱり和服の人が多いみたい。
写真や本でしか見たことの無いものがたくさんあって、
輝いて見える。
「で、どこに行きたいんだ？」
「あ！そうだ。えっと、布…布売ってるとこ！」
それならこっちだ、と歩みを進める晋助。
キョロキョロと周りを見渡しながら私も歩く。
両目じゃ足りないくらい忙しい。
「よそ見してぶつかるんじゃねェぞ」
途端にｸﾞｲｯと腕を引き寄せられる。
「う、うん、ごめん…。ありがと」
人にぶつかったら大変だもんね。
気をつけなきゃ。
そういえば、こうやって堂々と歩く晋助はすごい。
指名手配されてる身なのに…って思ったけど、
案外気づいている人はいないみたい。
「いつも、こんな感じなの？」
「…そうだな、いつ来ても変わらねェな。此処は」
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作者名：高海 | 作成日時：2018年9月18日 18時
