15話 ページ16
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そして2日後。
「朝だ!地球だ!江戸だ!買い物だー!!」
サンサンと輝く太陽。
私はお気に入りのリュックを背負い
ビシィッと太陽に向かって指差し。
「朝から元気でござるな、A」
やれやれと言わんばかりに私の隣に立つ万斉。
「だって久々の地球だよ?江戸だよ?初めての買い物だよ?」
「まるで初めておもちゃを買い与えられた
子供のようでござる」
「ちょ、子供じゃないし、っ」
他の星でおでかけはしたことあるけど、江戸は初めて。
前も言ったけど、何か欲しいものがあると
晋助がすぐ買ってきてしまう。
あと、ガードが強かった。
「あまりはしゃぎすぎて迷子になるんじゃねェぞ」
晋助はそう言うと、煙管を取り出した。
が、「今日は禁止でござる」と万斉に取り上げられ、
ムッと眉を寄せる。
「キャー!晋助様素敵ッス!
いつもと雰囲気違って超素敵ッス!!」
わかるよまた子ちゃん…。
今日の晋助の格好は、黒いシャツに薄紫のズボン。
眼帯にスニーカー。
捲られたズボンの裾から見える足首がたまらんこと。
普通にイケメンである。
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作者名:高海 | 作成日時:2018年9月18日 18時