壊れやすく輝く (ページ1)

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それから2人の生活が始まった。私は普通に高校生。

風磨は帰って来れない仕事もあったけどたいていはどんなに遅くなっても帰って来てくれた。

今日は風磨から帰れない、と連絡があった。

「退屈しのぎにライブでものぞこっかな。」

その前に健兄が後輩にまかせてるken'sBarで腹ごしらえをすることにした。

カランカランとドアチャイムがなると中から元Sexy Roseのメンバーであり、幹部でもあった岸優太が顔を出した。

「あっれぇ。Aさん。勝利くんと待ち合わせ、してたんすか？」

「勝利？」

店の奥には1人で座っている勝利がびっくりした顔で
こっちを見てすぐに

「A？！どーしたの？超久しぶり！！」

弾けるような笑顔。会うたびに磨かれていく勝利。
すっかり芸能人様のオーラだ。

「Aなんか…女っぽくなったね」

「どーゆー意味だよっ。生まれた時から女だからっ！」

と言うと

「やっぱ勘違い。変わってなかった。」

と意地悪な笑顔。

「Aさん、何にします？あ、お酒はダメッスよ。勝利くんもヤバいから」

岸も色々気使わなきゃいけないんだ。もう昔みたいにヤンチャもテキトーも今のSexy Zoneにはご法度だ。

「分かってるよ。だいたいメシ食って帰るつもりだったんだから。」

「えっ。じゃぁマジで偶然なんだ？すごっ。」

岸にはパスタを頼んで勝利の横に座った。

「風磨くんと一緒に住み出したんだってね。健人くんから聞いたよ。」

「まぁ、一緒には住んでるけど一緒にいる時間はあんまないかな～。勝利は？彼女、元気？」

「あ～。別れちゃった。Aじゃないけど会えなくなったし。ヤキモチすごくなっちゃったから。」

「そっかぁ。でも今、大事な時期だし仕方ないかもね。残念だけど。」

なんてお互いの近況を話てた。