[文豪ストレイドッグス] 未完成の短編集

BREAK TIME 2−2 {シンデレラを演ってみよう!!} ページ18

『ハァ･･････私も舞踏会行きたかったよぉ･･････』

とAが(´・ω・`*)ｼｮﾎﾞｰﾝとしていると、外からコンコンッという音がしました。

「おい神崎、居るか」

何となく聞いたことある声だったので、無視していました。

「おい開けろ、貴様を舞踏会に行かせてやる」

『マジですか、芥川さんっ!!』

ばんっ、と勢いよくAが扉を開けると、其処には黒い妖気を纏った魔法遣いと、

「はーあ、この間は私も狼なんていう格好いい役だったのにぃ」

「煩い俺達は鼠だぞ、ちゅうとでも言っておけ」

「･･････ちゅう」

包帯巻いてる鼠(っぽい人)と、眼鏡と理想の文字がお気に入りの鼠がいました。

「ともかく、貴方がたは馬に変身して下さい」

2匹(人)の鼠は、返事をしました。

『って言うか、芥川さん、魔法使えるんですか?』

「勿論だ、本人から習ったからな」

ほ、んにん?

Aが首をかしげると、魔法遣いはこう言いました。

「えくすぺとろぱとろーな」

『ハリー●ッターぁぁぁっっっ!?いや、確かに声一緒だけど!!何か違う!!色々違うよ、芥川さん!!えくすぺとろぱとろーなぁ!?』

「落ち着け、A･･････直ぐに精霊が来る」

『うわぁ、メルヘン!!』

そんな事を言っていると、鼠の2匹(人)がいきなり耳を取りました。

『な、何してんですか』

「次の俺達は馬役だ

精霊が来るまでに装着しなければならぬと台本に書いてあったからな」

『うわー、真面目ぇー』

と騒いでいると、樋口という可愛い小さな精霊が来ました。

「ど、どうされましたか」

「この南瓜を大きくして、馬車にしろ」

『それは自分で出来ないんだ!?』

樋口さんが、きゅんとした眼で謎の粉を振りかけると、それは大きな馬車になりました。

そして樋口さんは、淡い水色の装飾服を取り出すと、こう言いました。

「あ、Aさん、此着てください」

『え、いいんですか?』

「勿論ですよ!!この日の為に今まで頑張ってきたんですから!!」

そう言って樋口は、Aを送り出しました。

「いけ、A･･････その魔法は12時になったら融ける･･････

それまで遊ぶな」

『あいあいさー、それじゃあ行ってきまーす』

そういって、1人と2匹(人)は家から出ていきました。

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どうしよう、想像してたより長い。
というわけで、後半は間を挟みます!!
すいません･･････

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