與 さ ん と 彼 女 。

▽ 與さんと夢 ページ11

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與「A 、聞いてほしいことがあんねんけど...」






『うん』









そう言う真ちゃんは少し浮かない顔 。






お互い正座して向かい合った 。









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與「俺 、好きな人が出来た 。やから 、Aと別れたい 。」








真ちゃんは 、申し訳なさそうにそう言った 。









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その好きな人は 、きっと 私なんかより かわいくて 、優しい女性なんだろうな





色々 、想像してしまう 。









最近 、冷たくしすぎたかな





もう少し 、優しくすればよかったかな






そんなことも思ったけど 、もう遅いよね









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私は 、真ちゃんに幸せになってほしいと思ってるよ 。









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でも 、









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『なんで...私 、別れたくないよ』







本当の気持ちに嘘はつけなかった 。









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與「もう 、荷物もまとめとんねん 。明日から 、別のところに住む」







そういえば 、真ちゃんの物 減ってるな...









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『嘘でしょ 、ねえ...ねえっ』








真ちゃんの肩を揺さぶっても 、下を向き 無言のまま





嫌だよ 、ねえ 、なにか言ってよ...









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『ねえ...ねえっ 、え...？』









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ああ 、夢か...







周りを見ると 、さっきまで見ていた景色とは違って 、真ちゃんの物もちゃんとある 。









『よかった...ｸﾞｽｯ』









夢ということに安心したら 、涙がたくさん出て 手も若干震えてた 。





最近 、よく泣くなぁ...









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與「A...」






『真ちゃ...あ 、寝言か』









起こしちゃったかな って隣を見ると 、すやすや寝てる真ちゃん 。





私の名前を呼んだのは 、寝言だったみたい 。









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『ねえ 、真ちゃん 。ずっと隣にいさせてください 。』









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ﾁｭｯ









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『大好き 。ふふ 、おやすみ 。』









真ちゃんのほっぺたに軽く口付けて 、寄り添い 、目を閉じた 。






どうか 、貴方の隣にいられますように 。









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(( 明日から優しくしよう... ))









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