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望「今日さ、社内で噂になってて…藤井さん、すっごい奥さんとラブラブやったから相当言われてたみたいでさ…」
さっきまで箸が進んでた望の手は力なくテーブルに付いてて、目線も下の方に下がっていた。
望「藤井さん否定も何もしいひんから、ほんまに言われ放題やった…」
「……そっか」
望「俺、藤井さんの事めっちゃ好きやし、頼りにしててん！
…せやけど、何か信用出来ひんくて……声も掛けられへんかった」
私は何て答えていいか分かんなくて、口をぎゅっと結んで聞いてたら、それに気付いた望がパッと顔を上げた。
望「ご、ごめん！ こんな暗い話したい訳ちゃうねん！ ご飯食べてんのにごめんな！
…怒ってる？」
話を変えようと必死に明るく振る舞う望を見て、私は涙を抑えられなかった。
望「A？！ ほ、ほんまごめん！！」
ティッシュを何枚か取って、私のそばに駆け寄り頭を撫でてくれる望。
……ごめんね、望。
「…ごめん、違うの……！」
望「もぉ〜〜泣かんとって〜！」
望はどうしていいか分からないようで、私を優しく包み込むと子どもをあやす様に背中を撫でてくれた。
私も落ち着いて、望から貰ったティッシュで涙を拭いたらニコッと笑った。
これ以上望に心配を掛けたくなかったから。
「望、ありがとう…」
望「大丈夫？」
「うん…少し怖くなっちゃったの……」
望「俺は不倫なんて絶対せえへん。だから、信じて俺を愛して下さい。
…俺もAの事、めっちゃ愛してんで。」
望はまた強く私を抱きしめた。
望の腕は震えてて、それを隠すかのように私を強く抱きしめた。
「……うん、」
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私はどこまで狡くて、最低な女なんでしょうか…？
望の腕の中にいるのに、他の人を想う私は罪深き女だ。
……ごめんね、望。
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美沙緒(プロフ) - アンズさん» コメントありがとうございます(o^^o) (2017年4月9日 12時) (
レス) id: 04f5863acf (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - とても最高でした!!!(><)続編して欲しいです!!! (2017年4月8日 23時) (レス) id: f924033eef (このIDを非表示/違反報告)
美沙緒(プロフ) - アンズさん» そう言って貰えるのが一番嬉しいです！ ありがとうございます(*^ω^*) (2017年4月8日 16時) (レス) id: 04f5863acf (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - この作品大好きです!!!更新されるのが待ち遠しいです！(><)更新楽しみにしていますo(^o^)o頑張ってください!!! (2017年4月6日 0時) (レス) id: f924033eef (このIDを非表示/違反報告)
美沙緒(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます(^^) すごく嬉しいです。 (2017年3月11日 20時) (レス) id: 04f5863acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美沙緒 | 作成日時：2017年3月3日 23時
