15 ページ15
.
望「ただいまー！」
仕事から帰って来た望を玄関まで迎えに行く。
「おかえりなさい」
望「ん」
望は少し屈んで、目を閉じた。
いつものおかえりのチューの望の癖だ。
それに返すように、私は軽く触れるキスをした。
望に内緒で崇裕に会って、キス以上の事までしたのに、どうしていつもと変わらないように望に接しれるのか自分でも分からなかった。
それに、少しだけ自分が怖かった。
望「今日ご飯何？」
「望の好きなすき焼きにしたよ。」
望「え！まじ！？久々やん！」
望はリビングに入り、ダイニングテーブルの上に置かれたすき焼きの鍋を見て、目を輝かせていた。
望「んー！めっちゃええ匂い！」
「ほーら、ちゃんと手洗って。」
望「はーい」
子どものようにシュンとしながらちゃんと言う事を聞くところがすごく愛おしく感じた。
.
.
「「いただきます！」」
2人で鍋を囲って、お皿いっぱいに野菜やお肉をよそる。
「望、お肉ばっかり(笑)」
望「ふぉんふぁおほはいで (そんなことないで) 」
「何言ってるか分かんないよ(笑)」
望「んっ！そんなことないでって」
「子どもじゃないんだから…(笑)」
モグモグ食べる望を見ると、自然と笑顔になっていた。
望「あ、そういえば藤井さんって覚えとる？あのー、俺の上司のイケメンの！」
「昔1回だけ家に来てくれた人？」
望「そうそう！」
「その藤井さんかどうかしたの？」
私がそう聞くとさっきまでの笑顔だった望の表情が消えて、真顔で私の目を見つめた。
.
望「……不倫してたんやって。」
「えっ…？」
持っていた箸を落としそうになって、ぎゅっと握り直した。
背中に冷や汗が流れたのは、たぶん気のせいではないと思う。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 772人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美沙緒(プロフ) - アンズさん» コメントありがとうございます(o^^o) (2017年4月9日 12時) (
レス) id: 04f5863acf (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - とても最高でした!!!(><)続編して欲しいです!!! (2017年4月8日 23時) (レス) id: f924033eef (このIDを非表示/違反報告)
美沙緒(プロフ) - アンズさん» そう言って貰えるのが一番嬉しいです！ ありがとうございます(*^ω^*) (2017年4月8日 16時) (レス) id: 04f5863acf (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - この作品大好きです!!!更新されるのが待ち遠しいです！(><)更新楽しみにしていますo(^o^)o頑張ってください!!! (2017年4月6日 0時) (レス) id: f924033eef (このIDを非表示/違反報告)
美沙緒(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます(^^) すごく嬉しいです。 (2017年3月11日 20時) (レス) id: 04f5863acf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美沙緒 | 作成日時：2017年3月3日 23時
