先生!大丈夫ですか!?２

アレルギー4 ページ11

side 高槻


こういう楽しいと思える時間が過ぎるのはあっという間で

僕たちの目の前には豪華な料理がたくさん並べられている

彰「美味しそ〜！食べよ！」

皆「いただきます!」

みんなと食べると何故か美味しい物は一層美味しく感じる
だから僕はこの時間がとても好き

パンフで見たような魚介類が中心のメニューになっている

刺し身のもりあわせ、タイの塩焼き、カニの炊き込みご飯などどれも美味しそう

深町君が大皿になっているものを3枚のお皿に取り分けてくれた


彰「けんちゃん、深町君、これ食べた?美味しいよ?」

美味しい物を発見すると二人にも伝えたくなる

健「ん、うまいな」

尚「美味しいですね」

けんちゃんは気に入ったらしくずっと食べている

彰「けんちゃん、僕と深町君の分も取っといてよ?」

残してほしいからそのまま伝える

健「分った分った」

ほんとにわかってるのかよくわからない返事だった

一通り全部少しずつ食べた

あれがでてこないといいけど……

と願ったのは無駄だったようで食べたことを後悔

今はまだ少し喉が痒いだけだから、まだなんとかごまかせる

尚「先生?水ばかり飲んでるとお腹タポタポになりますよ〜」

言われて気づいたけど、グラス2杯以上飲んでいた

健「何だそれ」

これは、深町君に対してのツッコミかな?

彰「うー、うん」

健「もう腹いっぱいなのか?」

けんちゃんまで聞いてくる

彰「いや、そういうことではないんだけどね?」

そうだよ?僕だってまだ食べたいよ

でも結構ヤバいかもな


彰「ゴホッゴホッ、、ッﾋｭｯゴホッ」

あ、まずい。けんちゃんに怒られちゃうな

尚「え、?ちょっと大丈夫ですか?」

返事したいけどきつい…

健「彰良、お前これくったのか？」

そうです。その炊き込みご飯食べちゃいました……

二人が美味しそうに食べるからさー

気まずくてけんちゃんから目をそらして少し頷く

健「おい!馬鹿かお前!!!鞄どこだ!??」

やっぱり怒られちゃったな

多分まだ100万倍くらい怒られそうだけど…

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