【N E E D L E S S<ﾆｰﾄﾞﾚｽ>】死神修道女(ﾃﾞｽ･ｼｽﾀｰ) (ページ20)

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-19-『近隣のブラックスポットでは有名なウワサ』ページ20

「ニードレス狩りだと？」

ブレイドはすぐに食い付いた

「え？何。何？」

イヴ知らないらしい
ソレについて、ブレイドは簡単に話すことにした

「ああ…近隣のブラックスポットでは有名なウワサだ＿＿」

少しだけ、間をとり話始める

「ニードレスが何者かに次々と襲われているらしい。体の一部が切りとられた死体がいくつも見つかってるって話だ…」

「そう…。そしてそれが…

シメオンの仕業だというウワサもあるんじゃ」

「「！！」」

「シメオンはここ数年『街(ｼﾃｨ)』でのし上がってきた製薬会社じゃ。慈善事業にも力を入れ『市民(ｼﾁｽﾞﾝ)』の信望も厚いと聞く…。じゃが、それはあくまで表の顔…裏では数々の人体実験をくりかえし、不老不死の薬とやらを開発し、『街』の貴族階級たちに売りさばいておるらしい…」

「………うさんくせぇ」

「ねぇねぇ、うさんって何？」

ブレイドはイヴの顔を蹴った

女の子の顔、蹴っちゃダメ…

「…もしウワサが本当なら、相手は手段を選ばん連中じゃ。このエリアごと焼き払われてしまうかもしれんのだぞ」

「！」

そこにイヴは反応した

その時のAはどう行動に出るのか

もしかしたら、一人ででも敵を殺すかもしれない

自分達を守るために…＿＿

＿＿＿…それだけは、阻止しないといけない事かもしれない

イヴを少し見て、ギドは話を続ける

「…シメオンにしてみれば、反逆者を逃がした上テスタメントまで破壊されたんじゃ。今度は…テスタメント以上の刺客を送り込んでくるじゃろうな」

「……。テスタメント以上って事は…」

その言葉の続きをブレイドは繋ぎ聞いた

「追手は…ニードレスなんだな」

疑問文じゃなかった
恐ろしい笑みを浮かべたブレイド

確信している

そして、

「ああ。間違いない」

ギドも答える

「…いいだろう。

　

　

この俺が天罰を下してやろう！！」

下されるのはアンタだろ。厨二病神父が