マヨ恋

真選組 ページ7

ーAsideー


マヨネーズが無くなるのが早すぎる、というのが最近の一番の悩みだ。


頻繁に買いに行かなくてはならないため店員さんに顔を覚えられかなり恥ずかしい。



ほぼマヨネーズのことを考えながらスーパーについた。



セール価格になっているマヨネーズを確認しながら決意した。買いだめをしようと。



｢わああ……｣



カゴを持ち、いつもの棚に行くとズラーッと綺麗に並べられたマヨネーズに感動してしまった。



ここの店は多分私のせいで元々マヨネーズの在庫が多いが、今日は特に多かった。
吸い込まれるようにしばらく見ていたが、ハッと我に返りマヨネーズに手をつけた。



マヨネーズをカゴいっぱいに入れて満足し、つい顔が緩んでしまう。



しばらく幸福感に浸っていると近くで誰かがカゴを落とした音がした。



｢んえ？｣


思わず声を出してしまい、チラッとそちらを見ると口をぽかんと開け私を見てくる男が立っていた。



？｢俺の、マヨネーズ…｣



マヨネーズ…？
よくよく見るとその男は真選組の隊服を着ている。



何かが引っかかった。マヨネーズ、真選組＿＿＿＿







｢…大串くん？｣

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