マヨ恋

警察手帳 ページ19

ー土方sideー




この間から俺の警察手帳が見当たらない。何処かで落としたなんてヘマする訳がないのだが。



沖田｢土方さん、さっきから何探してんですかィ？｣



土方｢俺の警察手帳がねェんだよ｣




後ろから総悟の声が聞こえぶっきらぼうに返事をする。あいつには今日は部屋で始末書書いてろって言ったはずなのに可笑しい。イライラしながら探し続ける。




沖田｢ああ、すいやせん。この前万事屋行った時間違えて土方さんの警察手帳持って行って、その時間違えて置いてきちゃいやした。｣




俺を更にイライラさせる。プチンと頭の中で何かが切れた音がした。




土方｢てめぇ……｣



沖田｢そろそろ来る頃じゃねェですか？｣




総悟の胸ぐらに掴みかかりそうな勢いだったがどうにか抑えた。




土方｢ああ？｣



失礼します、という声が襖の方から聞こえてその隊士に話を聞くと俺に用がある人が来ているという。




土方｢ったくなんだよ…｣




総悟の元を離れ外に向かう。



沖田｢土方さん喜ぶと思いやすよ｣

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