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第9話 ページ9

三人称視点

妖精王の森の上空。

そこでは、1人の女神族と複数の魔神族が対話していた。

デ「誰だお前は?」

エ「私は女神族エリザベス」

メラ「わざわざ死にに来たのかしらん」

そう言って、嘲笑うような表情をするメラスキュラ。

モ「(エリザベス…?どこかで耳にした名だ……)」

フ「…どうしたお前たち?」

フラウドリンが大勢の魔神族の様子を見て言った。

そして次々と何かをフラウドリンに伝えていく魔神族。

エ「これ以上先へ進んではダメ!」

そう言い、行く手を阻むように手を広げた。

モ「…ここ数日の間に数万以上にのぼる同胞たちが次々と姿を消していてね…

それがこの森より魔神族(われら)のみが受信できる微弱な__しかし大量の魔力が発信されている…

お嬢さんはこれをどう捉えるかね?」

エ「まさか…女神族があなたたちの仲間を捕虜にしていると…?」

エリザベスは手を広げたまま、困惑の表情を浮かべた。

エ「…とても信じられないけど…でもここはとにかく引き返して…!リュドシエルが何か企んでいるわ…」

モ「リュドシエル…<四大天使>か」

デ「信じられっかよ…それともそれがハッタリじゃねぇ根拠があんのか?」

エ「ないわ。でも信じて…!私はこの戦を早く終わらせたいの!!」

デ「…」

デリエリの目はエリザベスを睨んでいる。

だがそれでも、エリザベスは怯まず、その場に留まっている。

フ「…どうやら昨日、兵を追い出した張本人があの娘のようです」

ガ「ほ〜〜?」

『オレたち…なぜ逃げたか…分からない』

『…あの目見てると…戦うこと…嫌になる…』

すると、デリエリがエリザベスに近づいた。

デ「信じてほしけりゃ同胞を解放しろ」

エ「その話が真実なら今すぐ掛け合うわ」

デ「(リュドシエル)が拒んだ時はどうする気だ」

エ「もし彼が拒否しても、私がなんとかする」

デ「……いいだろう」

少し間を空けて、答えた。

デ「あと裏切り者のメリオダスも連れて来い!」

エ「…拒否します。彼は私の全てなの。彼を殺すつもりなら、私は今ここで1人でもあなたたちと戦うわ」

ガ「カーカッカッ!こりゃ豪胆な娘じゃ!」

モ「…この娘だったのか……」

笑いながら言うガランを横目で見て、何かに気づいたようにモンスピートが呟く。

デ「チッ……分かった。なら交渉成立だな」

エ「えぇ」

あまりしつこくは追い詰めず、すんなりと受け入れたデリエリ。

それに安心し、エリザベスは広げていた手を下ろした。

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雪夢(プロフ) - エリナさん» はいありがとうございます (2018年10月19日 19時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - わかった消します (2018年10月19日 19時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 雪夢さん» 凄いなぁ… (2018年10月15日 20時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)
雪夢(プロフ) - エリナさん» とりあえず気合で() (2018年10月15日 20時) (レス) id: 213107aa8a (このIDを非表示/違反報告)
エリナ(プロフ) - 先生質問です!どうやったらそんなに早く更新出来るんですか? (2018年10月15日 19時) (レス) id: c6c0156c67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪夢 | 作成日時:2018年9月25日 21時

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