【黒バス】所詮僕はあの程度だったんですよｗｗｗｗ

＊新章＊第九話 ページ9

○月×日 ―誠凛高校対海常高校練習試合当日―

練習試合は進む
火神がバスケットゴールを壊したりそれを見てAが笑ったり…
黄瀬がそれをお返しとでも言うように返すのを見てAが笑ったり…
それにより笠松にシバかれる黄瀬を見てまたAが笑ったり…

結局Aの笑いにつられて誠凛が噴き出すのを必死でこらえたり…


結論的にAが幸せそうで何よりです…そして誠凛高校は今日も平和であった…

めでたしめでたs((終わってませんよ?



いろいろな事柄があっても…試合が進むという事実は変わらない



試合の幕を開ける…ブザーが響いた



試合開始!!(ティップオフ!!)


森山「俺…今日はあの誠凛ジャーマネのために頑張るんだ…」

笠松「勝つために頑張れ!!頼むから!!」


・









・









・



ガゴン!!!


ピッッッピーー!!!


試合終了の…ブザーが鳴り響く…
数秒の沈黙…





「「「ワアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」



それに反するように数秒後に響く歓喜の声…

それはすべて誠凛のもので…



黄瀬「負け…た…?」



黄瀬の頬に伝うのは一筋の滴…
そしてその顔を隠すとでも言うように笠松は黄瀬の頭をつかむ


笠松「頭切り替えろ!!本番は夏だろーが!!」


黄瀬「くっそ…くっそ!!」

悔しそうに顔をゆがめる黄瀬を他の部員に任せ…笠松はひとり誠凛の方へと歩み寄る

嬉しさを分かち合っていた誠凛は何事かと首をかしげるが、そんな事はお構いなしといったように笠松は一歩…また一歩と誠凛へと近づいていった


日向「あの…何か?」

笠松「黒子…だっけ?黄瀬に話聞いたんだけどよ…あれ、本当の話か?」



試合の事とは全く関係のない問い…
しかしその問いは一気に誠凛の顔を驚きのものとさせた



―――黒子(君)…どうするんだ(の)?



誠凛の心は一つになり、視線は黒子の方へと集まる



黒子「…今はまだ、話すわけにはいきません…いつか話す時が…来るかもしれませんね」



答えになっていない答えに、笠松は首をかしげどういう意味だ…?と問おうとするが、時は既に遅く…



見えたものは帰りを急ぐ誠凛の背中だけだった

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