【黒バス】所詮僕はあの程度だったんですよｗｗｗｗ

＊新章＊第二十八話 ページ28

冷や汗が伝う…

唇が微かに震えるのを感じた


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火神「いや…こいつらに…事件の事、話さないか?」



―――え?なぜ?どうして?必要性は?利点は?



様々な疑問が駆け巡るが、とりあえずすべての原点ともおける質問…



『それをしようと思った理由』




黒子はそれを訪ねようと口を開こうとするが、それは御される






笠松「先輩の事を『こいつら』とはどういう意味だ?大体俺らだって何のためにここに呼ばれたかしらねーんだよ!!シバくぞ!!」


火神「いってー!!です!悪かった!!悪かった…すから!!」



笠松が隣に座っていた火神を思い切りけったからだ


それにより盛大に吹き出す高尾…
そのまま笑い転げる彼を見て、他の人たちは呆然とするか、そんな状態の高尾を見て苦笑を見せた



それはこの場を一気に和ませる引き金となった




今までの内に隠された暗く沈んだ…重い空気さえも…





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数分後…やっと場は収まる



といっても収まるのにかかった時間＝高尾の笑いが収まる時間…だったのだが


高尾「いやーすんませんｗ面白くてｗｗｗｗ」


まだ少しヘラりとした笑いを浮かべつつも謝る高尾を確認し、黒子はようやくさっきの質問を口にした



黒子「それで…そうしようと思った理由はなんなんですか?」



再び場は沈黙する


といっても先ほどのように暗い空気をまとった沈黙ではなく、ただ単純に黒子と火神以外がその質問の意味を明確に理解できなかった事によるものだったのだが…



そんな黒子の問いに、火神は不思議そうな顔をして答えた



火神「だって…バスケできねーだろ?」




―――は?



それは黒子の思いだった


しかし同時に、他の者たちの思いでもあった

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