ねぇ、京本くん。

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いただきますをした途端オムライスにかぶりつく京本くん




京「んっま！オムライス！」


口いっぱいにためて目を開いてる姿はまるで5歳児だ



『ふふ、喜んでくれてよかった』




京「今まで食べた中で1番美味しい！あ、お世辞じゃないからね？！」




口に入れるたびにうまいうまいって褒めてくれる


今まで誰かに手料理を振る舞ったことなんてなかったから


美味しく食べてくれててほっとする




京「よく自分で作るの？」




『お弁当とかお母さんが仕事で遅くなる時とかは作るかな』




お弁当自分で作ってるの？！って目をパチパチさせる京本くん




『はじめの方はほとんどお母さんに手伝ってもらってたんだけどね、』




京「それでも凄いよ！」




こんなに褒められることなのか？と思いつつありがとって返す




すると少し悩んで何か言いたげな顔をする京本くん




京「あの、さ…」




『ん、？』




京「も、もしよかったら俺にもお弁当作ってください！」




もしよかったらとか言うから告白でもされるのかと思った

勘違いなんかしちゃって恥ずかしい、



『わ、私の料理なんかでよかったら、』




なんて告白の返事みたいな返し方しちゃったし




京「ほんとに？！」




『味は保証しないけどね、？』




誰かの手料理ってだけで嬉しいからって言う京本くんに


そう言うものなのかなって思ったけど口には出さないでおこう

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