六十三話 ページ27
夏樹side
桜「傷の方はどう？」
夏樹「まあ、少し痛む所はあるけど、大丈夫だよ。ありがとう」
桜「なら、良いけど」
桜は少しフラつきを感じながら、起き上がり、後ろの方にもたれかかって座った。
夏樹「大丈夫？フラついてるみたいだけど」
桜「大丈夫。少し休めば、問題ない。それより、私が言いたいのは、お前のことだよ」
夏樹「アタシの？」
桜「何を考えているのか分からないけど、戦場に悩み事を持ち込まないでくれる？迷惑なんだけど」
夏樹「なっ！別に悩みなんて何も「じゃあ、あの戦い方は何？」っ・・・・・」
桜「同じ戦友として言わせてもらうけど、戦場に出た以上、生きるか死ぬかの戦いなの。もちろん、戦場でどう動くか、どんな戦い方をするかは人それぞれではある。
指示があれば、その指示通りに動かないといけない事も少なからずある。今回の戦いでは、特にこれと言った戦略は無かった。
だから私は、お前を信じて思う存分に真正面からぶつかって行った。私の性格を知っているお前なら、どんな事があっても、冷静に対処してくれると思ってた。
だけど、お前は何処か焦りを感じていた。本来、敗北に近い戦の時は、迷わず撤退を進めるお前が、今回は何も言わず、それでいて、真正面から、まるで折れに逝くような感じで行ってった。
何に焦りを感じているの？何を悩んでいるの？言ってよ。私達は、仲間であり、戦友でしょ？それとも、私には言えない事でもあるってこと？」
夏樹「そんな事は「だったら！」」
桜「ちゃんと言ってよ。じゃなきゃ、みんなが、厚が悲しむ！」
それを聞いて、アタシは黙り込んでしまった。こいつは、いつ、何処で気付いたんだろう？今までそんな素振りは一つもしてこなかったのに。
何で、こいつにはバレた？アタシは、上手く自然体でいられたはずなのに。やっぱり、戦友だからかな？本当、たまに思うけど、恐ろしい奴だな。桜は。
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KICU(プロフ) - ありがとうございます！楽しく読んでくださっているのであれば、私はとても嬉しいです。続き、楽しみしていて下さいね♪ (2020年3月17日 3時) (
レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
薬研雪那 - 読んでいると大将組皆が仲良くやっているのが目に浮かんできて楽しいです！続きを読める事を楽しみにしています！ (2020年3月17日 2時) (レス) id: 7c350e0541 (このIDを非表示/違反報告)
KICU(プロフ) - ありがとうございます。これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年8月10日 1時) (レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 更新お疲れ様です。このお話とっても好きです！これからも頑張って下さい！ (2019年8月10日 0時) (レス) id: 8e2450761d (このIDを非表示/違反報告)
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