果てしなく続く空の下で【3】

照れ笑い ページ4

｢ごめ…んね、もう大丈夫。｣



裕太｢うん。｣




私のこと優しく引き離した



玉森さん、ふわって笑って





裕太｢俺、いつでもAちゃんの話聞くからね。｣



｢ありがとう…玉森さん。｣



裕太｢玉森さん、だめ！｣



｢えっ…？｣



裕太｢裕太でいいよ。｣





その頃にはもう


涙が乾いてて




｢それは…難しい…。｣



裕太｢ふふっ、なにそれ。｣



｢…。｣



裕太｢…。｣



｢…裕太くん。｣



裕太｢えっ？｣



｢裕太くんなら…。｣





やっぱり


恥ずかしい…




裕太｢嬉しいな。｣




ホンワカ笑う裕太くん



やっぱり、なんか



小悪魔な感じする…。






裕太｢Aちゃん、今日は早く寝なよ？｣



｢…え？｣



裕太｢目トロンってしてる。まだ酔いさめてないでしょ。｣



｢…そうかも。｣





まだ、



意識がぼんやりしてる…






裕太｢ちゃんと体、休めなきゃ。｣



｢うん。｣



裕太｢また来ていい？｣



｢えっ？｣



裕太｢Aちゃんの家落ち着くし…。｣



｢ふふ、大歓迎。｣



裕太｢ありがとう。じゃあね？Aちゃん。｣



｢お休みなさい…タクシーありがとう。裕太くん。｣



裕太｢…ううん。おやすみ。｣





照れ笑いをしながら



帰っていった裕太くんは



すっごく可愛かった。

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