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みっともの無さ ページ3

「…っ。」



まだ助手席で泣いてる私に




裕太「Aちゃん?上がってっていい?」




一瞬



太輔の顔が浮かんだけど



もう関係ないんだから…





「…うんっ……。」



涙でいっぱいの目を


両手で覆って



玄関の前まで来たら



鍵を開けるために



片手でできるだけ覆って





玄関のドアをあけた。








裕太「…おじゃまします。」



「…。」





今更



自分のみっともの無さに気づく






裕太「何かあったの?」



優しく私の背中


さすってくれる





そのおかげで



少しずつだけど落ち着いて





「あのねっ…。」





ゆっくりゆっくり



思ったこと感じたこと辛かったこと



玉森さんに



一つ一つの打ち明けていく




優しく頷いてくれて



背中をさする手が優しくて








裕太「…大丈夫だよ……。」



しまいには


私を優しく


包み込んでくれた




「玉森さん…っ。」



裕太「俺が笑わせてあげるから。泣かないで?」



「ごめんね…私弱いっよね…。」



裕太「何言ってんの?Aちゃんは
強いよ?あんなに辛くてもガヤさんのこと思い続けて…。」



「…ただ諦め悪いだけなの…。」



裕太「俺はその姿見て、素敵だなって思ったよ?」



「えっ?」




裕太「諦めずに真っ直ぐに頑張るAちゃん。すっごい素敵だしかっこよかった。」



「……玉森さん。」






背中にまわってる


優しい玉森さんの腕が


ぎゅうってキツくなった。

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恵理奈 - ひどい!面白いけどひどい! (2015年9月4日 22時) (レス) id: 5ecb733d92 (このIDを非表示/違反報告)
万里奈(プロフ) - 藤北 麗耶さん» 早く幸せ来るように願わなきゃ←(´ヮ`;)どうしよ、これからってのが本音やねんけどなあ笑 (2015年2月9日 23時) (レス) id: 85b5e5c3b5 (このIDを非表示/違反報告)
藤北 麗耶(プロフ) - 万里奈さん» あたりまえやん!めっちゃハマってるでー!! うん、結構切ないね…笑 (2015年2月9日 23時) (レス) id: ad8e537ceb (このIDを非表示/違反報告)
万里奈(プロフ) - 玉にゃこMさん» ありがとうございます!がんばります!玉にゃこさんも無理のないよう頑張ってくださいね! (2015年2月9日 22時) (レス) id: 85b5e5c3b5 (このIDを非表示/違反報告)
万里奈(プロフ) - 藤北 麗耶さん» 優香っ!こっちも読んでくれてるん?ありがとう(>_<)最後のわがままとは裏腹になかなか、切ないと思う…。(;´Д`) (2015年2月9日 22時) (レス) id: 85b5e5c3b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:万里奈 x他1人 | 作成日時:2015年1月22日 22時

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