果てしなく続く空の下で【1】

限定の夢。 ページ8

太輔「……Aの匂いする。」

「私の？」

太輔「あぁ。」








部屋に入るなり

そんな奇妙なこと

言い出す太輔。





「私の匂いって何？」


太輔「落ち着く匂いかな。」









落ち着く匂いに

理解はできないまま、

コーヒ淹れる。









太輔「お、さんきゅ。Aの淹れるコーヒ意外に飲めるわ」

「なに、それ？褒め言葉な訳？」

太輔「俺なりにそうなんだけど？」









太輔と二人で

テーブル囲んで

さっき買ったチーズケーキお皿にのせる。









一口食べた途端

ほっぺた落ちそうになったわ。

なんなの、これ美味しい。







「シャンパンあるんだけど、開けていい？」

太輔「ふっ、別にいいけど。」






よかった。

忠告されなくて。








「太輔も飲む？」

太輔「ん。」









チーズケーキ口にいっぱい

頬張ってる太輔が

愛しくて愛しくて

たまらなく、好きで





まるで

クリスマス限定の夢を見てる感覚になった。

百も承知→←幸せ者なのかも。

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