ｒａｎｄｏｍ l o v e

…二人だけの秘密の海… ページ4

凛「これ、可愛いよね」


只今、大学で仲良くなった凛ちゃんと、お買い物。

「いいね。凛ちゃんセンスあるもん。」


凛「そんなことないよ。Aだって、そのネックレス」

「これ、裕くんからもらったんだよ。
裕くんセンスいいから、余計目立っちゃう」


凛「え？そうなの？Aの彼氏完璧じゃん。」


そうでもないんだけどね、

すぐ甘えてくるし

ヤキモチ焼きだし、拗ねるし。

そこが、可愛いんだけど。


凛「ちょっ！A！あれって…」


「…裕くん？」


レストランのガラス越しに見えた

裕くんと…

知らない女の子。

多分裕くんと、同い年。


じゃなくて、

なんで二人でレストランにいるの？

裕くんって、浮気するの？

最低。裕くんなんか、大っきらい。


凛「ちょっ、A？」

急いで来た道を辿る

凛「どこ、いくの？」


「わかんない…。
あれって浮気なの？」

凛「もう、あんたって…
聞かなきゃ分かんないでしょ？」


それ、苦手分野

聞けないの、どうしても。


「…だって」

裕くん、年下だし、

私、年上だしそんなことで

心配するとかみっともないって

思われそうじゃん。


凛「だからって、泣いたって
変わんないでしょ？」

優しい、凛ちゃん

ハンカチ渡してくれる

「ありがとう。
頑張って聞く！」

凛「うん。きっと
何か理由があるんだよ」


「…そうなのかな。
もし浮気なら

別れる。」



凛「あんたって
意志が固いよね…」


だって、

浮気なんて、許さないもん

裕くんの、バカもの。


約束したもん

ずっと一緒って

私だけだって。

2→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す