135 連絡しな？ ページ41
「明日、お仕事ですよね？……
すみません……長々と」
玉「あーうん。まぁ(笑)
……でも、大丈夫？」
大丈夫？……
大丈夫と言わなきゃいけない
もうこれ以上、甘えちゃダメだし
……。
……。
黙っている私を見て困ったように笑う
玉「ガヤは？連絡きた？」
その問いに首を横にふった
玉「俺から連絡する？」
その問いかけに、やっぱり彼は
今日のことを知っているんだと思った
「いえ……大丈夫です。」
太輔にはやっぱり知られたくなかった
できるなら玉森さんにも
「大丈夫なので、玉森さんもおうちに……」
自分を少しだけ奮い立たせる
玉「うーん。じゃあ……そろそろ帰るわ。」
荷物をもつと玉ちゃんベアのところへ
行って何やら話しかけている
……？
玉「ミニタマ。Aちゃんを頼んだよー。」
ミニタマって(笑)
当に玉ちゃんな玉森さんに
フッと笑ってしまった
寂しいとか不安だとかって気持ちが少しだけ
和らいだ気がする
「本当にありがとうございました。」
玉「いえいえ(笑)お邪魔しました。」
にっこり笑うとドアノブに手をかけた
……一人ぼっちになっちゃう
ふとそう思ったとき
玉森さんがクルリと振り返った
玉「何かあったら連絡しな？」
……太輔に……か
前にもそう言われたな
玉「Aちゃんって結構無理しがちだから。
前にも言ったのに、全然連絡してこねーし。
まぁ……ガヤ的にはそこがいいのかなー。」
……え？
連絡しなって……
玉森さんにってことだったの？///
「そんな///
軽々しく連絡なんてできません///」
玉「え？なんでよ(笑)
あ、また愛のこと？
大丈夫大丈夫。
愛はAちゃんのこと
すげー好きみたいだし。
つーか、何の心配？(笑)
あ、深読みしすぎた？(笑)」
一人で話してる(笑)
もちろん私と玉森さんがどうこうなんてことは
ないんだけど……
やっぱりね愛ちゃんにも気が引けるし
とはいいつつ、今日は甘えちゃったけど
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作者名：もも
| 作成日時：2017年6月20日 14時
