131 こっちの方がいい ページ37
やだやだ……でも、怖くて抵抗できない
その唇が鎖骨へ降りてくると
また痛みがはしる
何これ！？なんなの！？
太輔！太輔！助けて！
心の中で何度も叫ぶ
トントン
ドアを叩く音に私に群がっていた
男の子たちが一斉に座席へと散った
「どうも。ご注文いただきました
ドリンクです。」
そう言うと飲み物を配り始めたウェイターさん
配りおえると私に声をかけた
「向こうでお友だちが探していましたよ？」
そう言うと私の腕を引いて部屋を出た
助かった……
安心して一気に脚の力が抜ける
「大丈夫？」
そう言って振り向くと眼鏡を外した
「安井君！？なんで！？ここで仕事……」
安「してない、してない(笑)
たまたま来てたの。
で、愛と玉森君がAちゃんのこと
探してたからさ……。」
探してた……何も伝えずに
一人で抜けちゃったから……心配かけちゃった
でも……こんなとこ見られたくない
安井「大丈夫？
あーいうのたまに居るんだよなー。」
そう言いながら私の服をさりげなく
直してくれた
玉「あ、居た！やっと見つけたー。
てか、安井、すぐ連絡しろよ！
マジで心配したんだからさー。」
私たちを見つけて駆け寄ってきた
さっきのことがあって、目を合わせずらい……
きっと心配かける……
安井「すみません……
ちょっと話こんじゃって(笑)」
……言わないでいてくれるんだ……
玉「一人で大丈夫だった？」
こちらに近づいてきた
「はい……すみませんでした。」
思わず目を反らしてしまう私を覗きこむ
……。
……。
玉「ねぇ……ちょっといい？」
そう言うと、ゆるくまとめてあった
私の髪をサラサラとほどいた
そして起用にダウンスタイルに
手ぐしでセットする
……///？
玉「うん。こっちのがいいわ。」
そう言いながら、私の服の胸元を軽く整えた
……///
愛「あ、居た！Aちゃん！」
私たちのところへ近づいてきたきた
愛「心配したんだよー！」
そう言いながら私に抱きつく
フワっと爽やかな甘い香りがする
「ごめんね……玉森さんと愛ちゃんに
悪いかなって……せっかく会えたのに」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 824人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2017年6月20日 14時
