君の隣で 12

君を想う ページ8

裕太side





ガヤ「でも……もしもその人が人生で

最愛の人……とかだったら

俺は連れ去ることもできないかも……。







彼女がそれを望まないなら、いくら深く

愛し合ってても、奪い去れないよな……。」









切なく笑う









……Aのこと……言ってる？









ミツ「なんか、怪しい……。

お前、実は経験あんだろ……」









ガヤ「ねーよ。俺の恋人は渉だからな！」







二人でイチャついている







そこから次はミツのソロ曲の話に移った









『xLunaSx』……







ガヤがAに宛てた愛のメッセージ








これを聞いたら、Aはどう思うんだろう……



自分の幸せが誰かを傷つける……

俺の幸せが傷つけたのは……華、ガヤ……






そして、A







俺の恋人……俺の好きな人……





すべての時間がそうではなくても

俺たちの間には確かに愛があった






それは……嘘じゃないと信じたい









でも、今の俺は……愛する人を幸せに

できているのか……

Aが今、本当に望んでいることは

何なのか……









答えは簡単だった









その答えは、俺たちが付き合う前から

出てたはずなのに……








俺たちは……もしかしたら、これから先も

愛し合えたかもしれない









でも……きっと、これが運命で

始めから決まっていたシナリオ








その時が来た……ただ、それだけだ……








だから、その時になって後悔しないように

ありったけの愛情を注ごうと思う……

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