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今しかない ページ37

裕太side








以前のようにAの体を洗ってやると

二人でお湯につかった








俺の足の間に収まる小さな彼女









透き通った白い肌、狭い肩幅、細い腕

綺麗なうなじ……







後ろから優しく抱き締める








少し力を入れたら壊れてしまいそうなほど

繊細なものに思えた








俺たちの真上に広がる星空









「すげぇ、綺麗だな」






その空を見上げた









A「そうだね……」







どことなく寂しそうな横顔









また、ガヤを思ってんの?









「なぁ……俺さ……子どもの頃からずっと、

Aが好きだったんだ……」







伝えるなら今しかない

最後に、今までの想いをすべて届けたかった









「本当に?……あやし〜笑。」






全く信じてないし









仕方ないか……他の子と付き合ったり

してたんだから









「あの頃はお互いガキだったのに、どんどん

Aが綺麗になってって

内心すげー焦ってたの」






どんどん置いていかれてる気がしてた









「他の男にとられたくなくて必死だった……。

かっこよくなって、絶対俺のもんに

するって!」








微笑みながら俺を見る









A「じゃあ……裕太が、かっこよくなれたの

は、私のおかげだね〜♪」







冗談ぽく言う声が、また可愛いんだよ









「……うん。俺が今、アイドルとして仕事できて

んのもAを好きになったからだな。」







本当にそう思う……









A「……///大袈裟///

それは、自分の努力の賜物でしょ!」








顔赤くして照れてる……

昔からそうなんだよな……








いつも俺を励ましてくれる……

そんなところも好きだった








俺たちはその後も昔話に花を咲かせた

風呂を上がったのはもう11時近くだった









二人でひとつの布団に入る

こんな状況にド○○キしないわけがない









布団に引っ張られはだける胸元

ブラの線がチラチラ見える









俺が断って以来、Aから誘ってくることは

なくなった

あの時、すごく傷つけてしまったんだと思う……









きっと俺がガヤとのことを許せないのを

分かってる

だからさっきも『いいの?』なんて

聞いてきたんだろう









でも、俺は……この旅行から帰ったとき……

その時が最後の時だと決めていた








だから、今夜はAと過ごせる最後の夜だ

最後のわがまま→←君へ



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英子(プロフ) - 櫻宮・玉ヶ谷Loveさん» ありがとうございます☆とんでもございません……ただの自己満足作品ですので、強引なぶっとばし展開をお許しください笑。玉ちゃん可愛そうか~笑。(´д`|||) (2015年5月10日 23時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮・玉ヶ谷Love(プロフ) - 玉ちゃんがかわいそすぎて今泣いてます>_<人を泣かせる作品を作れるなんて凄いですね…尊敬しますっ (2015年5月10日 21時) (レス) id: 18b2813121 (このIDを非表示/違反報告)
英子(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます☆最後のことはなんとなく考えていますよ(´∇`)これから、藤ヶ谷さんとの関係が動き出します!では、「君の隣で13」でお会いしましょう(^^)/ (2015年5月7日 6時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 本当に面白いです!どっちと結ばれるのか…ちょー気になります!これからも更新楽しみに待ってますね♪ (2015年5月7日 1時) (レス) id: 88fba55d8f (このIDを非表示/違反報告)
英子(プロフ) - ありがとうございます!大丈夫!意味分かりましたよ(´∇`)私が一昔前のドロドロなドラマとかが好き……今ってそういうのないから笑。ありきたりなシチュエーションや現実的じゃないことも多々ありますが、ま、お話なのでね……ご愛嬌です☆(  ̄▽ ̄) (2015年5月6日 18時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LUNA | 作成日時:2015年4月26日 6時

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