君の隣で 12

沸き上がる妄想と嫉妬 ページ27

裕太side






A「……ん……んん……」






苦しそうな声と表情が俺を煽る









挑発してきたのは、お前だからな……

覚悟しろよ……









首筋から鎖骨へ唇でなぞりながら

ブラをずらして直接膨らみに触れた









A「……ん……あん」







すげぇ柔らかい……触るのいつぶりだ？







久しぶりに聞いた甘い声








すげぇ……可愛い……









我慢しきれない俺は膨らみの先端を口で刺激

しながら、するすると指を下ろしていき

ショーツの中に手を入れると、Aの

入り口に触った









まだ、触れてもいないのに、ねっとりとした

液体が溢れ出していた









割れ目にそって焦らすようになぞると

吐息混じりに、快楽に身をよじるその姿が

また俺を煽る









なぞるだけでもトロトロと密が溢れ出してくる

そこに、人差し指をゆっくりと差し込んだ







ズプー……








奥へ奥へと進めていく








奥の壁に到達すると感触を確かめながら中を

ゆっくりと掻き回す









A「ぁん……ぁ……」







その動きに反応して甘い声を漏らす






……。






……。







ふと、嫌な想像が頭に浮かんだ







今俺の指が入っているここに

……ガヤも入ったんだよな……








一度考え始めると、もう止まらない









どんな風に指を入れられた？

口でもされたのか？

ガヤにも、イクとこ見せたわけ？

どんな声で鳴いたんだよ……









ガヤのは……気持ちよかった？

どんな風に愛を囁きあったんだ……

本当に一回だけ？






今だってガヤに会って

こういうことしてるんじゃないの？









次から次へと溢れだす妄想と嫉妬心








とたんに自分が萎えていくのが分かった






ガヤが入ったここに……入りたくない







俺のプライドが、まだそれを許さなかった









Aから体を離して起き上がろうとすると

首に腕を回され、キスをねだられた









……。







「……ごめん。……やっぱり無理だわ……」








一瞬、Aを見てそう言うと、

戸惑ったような顔をしたAの腕が力なく

解かれた









ソファから起き上がると近くにあった

ブランケットをAにかけた









「風邪引くから、服着な……」









背中を向けたまま言うと、後ろで肌に布が

擦れる音がした







……。






……。

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