渦巻く疑念 ページ19
それからも、誰かとの定期的な電話は
続いていた
誰か……じゃない……きっと亜美ちゃん
心の中の不安と嫉妬はみるみる
大きくなっていく
そんなある日、いつものように仕事の帰りが
9時を回ってしまった
裕太は今日も深夜まで仕事だと聞いていたから
そのまま裕太のマンションに行くことに
なっていた
駅前までの道をぼんやり歩いていたら
誰かに肩がぶつかった
「ごめんなさい……」
そんなやりとりをしていた時だ
「Aちゃん?」
誰かに声をかけられた
その方向を振り向くと……亜美ちゃんだ
その隣には……裕太
なんで……一緒に居るの
仕事じゃなかったの……
裕太「よぉ……。」
私から目をそらした
……何かやましいことがあるの?
次から次へと沸き上がる疑念
……。
そんな空気を亜美ちゃんが破った
亜美「私たち……これからご飯行こうって
言ってたんだけど、Aちゃんも来る?」
え……ご飯?……二人で行く予定だったの?
そんなの聞いてない……。
裕太の顔を見た
裕太「亜美。いいって。
Aも忙しいだろうし……」
何それ……二人で行くつもり?
なんか……引きたくない
「行こうかな……」
私は二人と一緒にご飯に行くことになった
個室のあるお店に着くと裕太の隣に
亜美ちゃんが座った
仕方なく亜美ちゃんの向かいに座る
こういうときって、女の子同士が
隣に座るんじゃないの?
当たり前のようにそうしたから、亜美ちゃんが
裕太に気があることは容易に分かった
料理が運ばれてくると亜美ちゃんが手際よく
取り分ける
会話はいたって普通、地元のことや仕事の話を
していた
亜美「二人って昔から仲良かったじゃん?
今は?……遊んだりするの?」
不意な質問
何て答えよう……
裕太「遊ぶっていうか……
まぁ、ぼちぼちだよな?」
「……うん」
裕太に合わせて相づちをうった
亜美「ぼちぼちって笑……
あ、でもAちゃん、彼氏居るから二人とか
はまずいのか!
ねぇねぇ……彼氏……どんな人?かっこいい?」
ハイテンションで話す
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英子(プロフ) - 櫻宮・玉ヶ谷Loveさん» ありがとうございます☆とんでもございません……ただの自己満足作品ですので、強引なぶっとばし展開をお許しください笑。玉ちゃん可愛そうか~笑。(´д`|||) (2015年5月10日 23時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮・玉ヶ谷Love(プロフ) - 玉ちゃんがかわいそすぎて今泣いてます>_<人を泣かせる作品を作れるなんて凄いですね…尊敬しますっ (2015年5月10日 21時) (レス) id: 18b2813121 (このIDを非表示/違反報告)
英子(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます☆最後のことはなんとなく考えていますよ(´∇`)これから、藤ヶ谷さんとの関係が動き出します!では、「君の隣で13」でお会いしましょう(^^)/ (2015年5月7日 6時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 本当に面白いです!どっちと結ばれるのか…ちょー気になります!これからも更新楽しみに待ってますね♪ (2015年5月7日 1時) (レス) id: 88fba55d8f (このIDを非表示/違反報告)
英子(プロフ) - ありがとうございます!大丈夫!意味分かりましたよ(´∇`)私が一昔前のドロドロなドラマとかが好き……今ってそういうのないから笑。ありきたりなシチュエーションや現実的じゃないことも多々ありますが、ま、お話なのでね……ご愛嬌です☆(  ̄▽ ̄) (2015年5月6日 18時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LUNA | 作成日時:2015年4月26日 6時