君の隣で 12

綺麗な寝顔 ページ15

亜美「そっか〜！」






よかったとまでは言わないものの

明らかに喜んでいる








もしかして、亜美ちゃん……裕太のこと……









それからはお互いの近況とか他愛ない話をした









そのうちに朝陽と華が降りて

車には私と裕太と亜美ちゃん……









どう考えても気まずい雰囲気になる









裕太と亜美ちゃんが楽しそうに話す中

私はその話の中に入っていけずただ

窓の外を眺めていた







相変わらずのどしゃ降り









裕太「A？……酔っちゃった？」









バックミラーで私を確認しながら

声をかけてくれた









「うんう……大丈夫」







一言だけ返す









そうこうしている間に亜美ちゃんの友達の家に

着いた

車が入れる通りから少し離れたところに建物が

ある









裕太「亜美……これ使えよ」








車にあった傘を差し出した









亜美「いいの？…ありがとう」








そう言って嬉しそうに受けとる









裕太「それ、返すのいつでもいいか……」








……また、傘を返すときに会うってことだよね？

なんか……嫌……









亜美「ありがとう。また、連絡するね」









裕太「あぁ。……俺も」








そう言って私たちは別れた









何……今の会話……まるで恋人同士じゃん









私のマンションまでは、そこから

あっという間に着いた









部屋に上がると駐車場から歩いて濡れた

体をタオルで拭いた








適当に拭いて座ろうとする私の手を引く









裕太「まだ、ダメだよ……。こっちおいで……」









そう言うと髪の毛から体までを優しく

拭いてくれる









雨に濡れて服が体にくっついて

ブラがうっすら透けていた









……///









裕太……この姿見て、何とも思わないのかな……









裕太「やっぱりダメ……風呂入らないと

風邪引くわ。お風呂淹れていい？」









そう聞くとお風呂の準備をしてくれた

あれ以来、お風呂も一緒に入っていない









今日も結局、別々に入った









お風呂から出ると、裕太はソファで横に

なっていた









仕事の後からBBQって、結構ハードだよね……









綺麗な寝顔……

首筋から鎖骨までのライン……筋バッタ腕

大きな手に細長い指









なんか……///

何考えてんの……私////

寝込み襲うなんて、男の発想じゃん///

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