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亜美の気持ち ページ14

……。



……。






なんか……何て声かけたら……









裕太「遅くなってごめんな……。

待ってた?……俺のこと」








いつものように私に優しく微笑みかける







それだけで、単純な私の心は簡単に疑うことを

止めてしまう

この笑顔に嘘はないような気がするから






「うん……」




小さくうなずくと、私の頭を優しく撫でた









それから一時間程で、日が暮れ始めた







ぽつぽつ降り始めた雨が一気にどしゃ降りに

変わり始め、私たちは急いで片付けをし

撤収した









朝陽「じゃあ、またな〜」







そう言っていつものように四人で裕太の車に

向かおうとしたとき








裕太「亜美〜!乗せてこうか?」







まだみんなの輪の中に居る亜美ちゃんに

声をかけた








……なんで?


そんなこと……今まで1度もなかったのに……









亜美「え!いいの〜?助かる!ありがとう♪」






と言って荷物をまとめ始めた








裕太「なんか今日、これから友達んち行く

らしいからさ……どしゃ降りだし……。

その子んちも遠くないから……いいよな?」








なんだか、変な空気になっている私たちに

言い訳するように言った









帰り道は朝陽が助手席で、私と華と

亜美ちゃんは3人で後ろに座った






前の二人は何やら話し込んでいる








華「亜美ちゃん……珍しいね。

裕くんと一緒なの」






会話の中にさりげなく入れてきた







亜美「あ、うん。たまたまね。

裕太から電話もらって……」







え?……裕太から……電話したの?








なんか、信じられなかった

不安がどんどん募っていく








亜美「そういえばさ……Aちゃんって彼氏

いる?イニシャル……Y なの?」








私のネックレスを覗きこんだ







……!





やっぱり……つけていれば避けられない転回






「……うん。そうだよ。」






変に嘘をついたらボロが出そうだったから……









亜美「そっか。……裕太じゃないよね?」





私を見つめる






なんて答えたら……

いや、答え方なんて最初から決まってる






「……違うよ。そんなわけないじゃん!」






できるだけ明るく返した









亜美「……だよね!そうだよね!

じゃあさ裕太って本当に今、彼女居ないの?」







何で……そんなこと聞くの?




この問いの正解も決まっている







「居ないと思うよ……」

綺麗な寝顔→←怪しい関係



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英子(プロフ) - 櫻宮・玉ヶ谷Loveさん» ありがとうございます☆とんでもございません……ただの自己満足作品ですので、強引なぶっとばし展開をお許しください笑。玉ちゃん可愛そうか~笑。(´д`|||) (2015年5月10日 23時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮・玉ヶ谷Love(プロフ) - 玉ちゃんがかわいそすぎて今泣いてます>_<人を泣かせる作品を作れるなんて凄いですね…尊敬しますっ (2015年5月10日 21時) (レス) id: 18b2813121 (このIDを非表示/違反報告)
英子(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます☆最後のことはなんとなく考えていますよ(´∇`)これから、藤ヶ谷さんとの関係が動き出します!では、「君の隣で13」でお会いしましょう(^^)/ (2015年5月7日 6時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 本当に面白いです!どっちと結ばれるのか…ちょー気になります!これからも更新楽しみに待ってますね♪ (2015年5月7日 1時) (レス) id: 88fba55d8f (このIDを非表示/違反報告)
英子(プロフ) - ありがとうございます!大丈夫!意味分かりましたよ(´∇`)私が一昔前のドロドロなドラマとかが好き……今ってそういうのないから笑。ありきたりなシチュエーションや現実的じゃないことも多々ありますが、ま、お話なのでね……ご愛嬌です☆(  ̄▽ ̄) (2015年5月6日 18時) (レス) id: 6e85dbc71d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LUNA | 作成日時:2015年4月26日 6時

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