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21 T 彼女のお願い ページ48

裕太said





片付けを終えて、帰りの車の中







あれから黙ったままのAを乗せて

自宅へ戻った









部屋に着いてからも

なんか様子がいつも違うような









やっぱり、あんなこと聞かない方が

よかったんじゃないかって




でも、今、なんて声かける?








舞ちゃんは、Aの言う通り

俺らが思ってきたような、酷い人じゃなかった







むしろ、ガヤのために身を引いて

そのあとも…ガヤを









しかも、Aとガヤの話を聞いて

あんなホッとした顔したり








『辛かっただろうな…彼女さん』






Aのために涙を流す




っていうか、めちゃくちゃいいこ







そんな舞ちゃんを目の前にして

Aは落ち込んでるんだと思っていた









『みんなが言うような、酷い人じゃない!』





そう、言い出したのはAだったけど

ちょっと想像を越えて、いい子だなって







ましてや、そんな子が…生きている





ガヤのすぐ近くで









いくら、ガヤの背中を押したいと

願ってたとしても

やっぱり辛くないわけないよな







とかって、考えていたら








A「裕太。




今度さ、舞台のキャストで飲み会するって

言ってたよね?」







突然、想定してなかった話に驚いてる間に








A「太輔を誘って欲しいの!」





って、今度はまた突拍子もないお願い







あれ?

無口だったのは、凹んでたからじゃないの?









「は!?なんで!?いやいや、なんで?」







今度はまた何言い出すんだよって







A「なんでって?」







驚く俺に、何か変なこと言った?って

キョトン顔









「え、だって…あんな話聞いて

落ち込んでんのかと思ってたから。」







そんな俺の言葉に







A「あぁー、まぁそっか。」





って、他人事なの







あれ?俺の考えすぎだった?









A「まぁ、言われてみれば…





落ち込んだっていうか

考えることはあったかな。






舞さん…想像を越えたいい人だったから笑」







って笑う









A「でも、そんなことより

太輔はやっぱり

間違ってなかったんだなって。」







間違ってなかった?









A「太輔は

見る目あったってことでしょ?







太輔が好きになった人が

太輔を平気で傷つけるような人じゃなくて

本当によかったなって。」

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設定タグ:kis-my-ft2 , 藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時

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