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裕太said
「それって…今でもガヤのこと」
…好きってこと？
…。
舞「…どうかな。
でも、そういうことじゃなくて…
あの時、ちゃんと正直に別れる理由を
伝えていたら
太輔はあんなに傷つかなくて
すんだのかもしれないって…」
雑誌やテレビ、ラジオでのガヤの発言
『誰かと付き合うって考えたときに
終わることを考えちゃう。
だから、俺は誰とも始めない』
いつだってファンが望む答えを先回りして
答えるガヤが、付き合うってワードに
対してだけは、とにかく頑なだった
それはきっと、裏切られた
そういう想いがずっとあったから
舞「藤ヶ谷さんのコメントを聞く度に
そう思うようになって…
今更なのは分かってるんだけど
でも、もしも万が一どこかで会えたら
ちゃんと謝りたいなって。
あの時のこと。」
「…そこに、たまたま俺の舞台の話が？」
舞「…はい。
あ、でも、そんな不純な気持ちだけ
じゃなくて、また舞台に立ちたくて。」
「…うん。分かってる。」
舞「でも、本当に今更ですよね。
今更遅い。
藤ヶ谷さんの表情で分かりました。
あの時、彼を信じて打ち明けられなかった
代償が今なんだって。
本当に…全然、いい決断じゃなかった。
お互いにとって。」
少し寂しそうな横顔に
この子はきっとずっと
ガヤを想ってきたんだなって
恋愛感情なのかは分からないけれど
ガヤを大切に想ってきたんだ
舞「藤ヶ谷さん、今日来てましたけど
体調は大丈夫なのかな。
事故に遭ったって聞いてたから。」
ガヤが事故に遭った
それは雑誌や新聞でも取り上げられていた
同乗していた人間がいたってことも
…。
Aはただ黙って、彼女の話を聞いている
「うん。まぁ…体調は大丈夫だと思う。」
でも…
A「裕太、話して。
舞さんにわたしのこと。」
一緒に乗っていた彼女の存在
その彼女が死んだこと
え…でも
ってAを見ると
A「お願い。」
まっすぐに俺を見る
…。
「同乗してた人が居るって
載ってたでしょ…。」
問いかけに軽く頷く
「…ガヤの彼女だったの。」
舞「彼女…。」
驚きと同時に、ホッした表情を見せた
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美希(プロフ) - ももさん！新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (
レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは！新作待ってました！まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2020年5月28日 21時
