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神様「そうよ。
でも、もし彼が目覚めなければ
あなたはもっともっと長い時間
ここに…太輔さんの傍にいられる。
それでも、目覚めさせる?」
太輔が目覚めなければ
…。
…。
太輔が目覚めたら…
私は消えてしまう
頭の中で色んな思いが交差する
神様「まぁ、まだ時間はあるわ。
また、聞きにくるから
それまでに決めておきなさい。」
「え、あ、待って!」
呼び止めようとする自分の声で目が覚めた
あれ…夢
自分の両手を光に照らす
すると、光が透けて眩しい
やっぱり…死んじゃったのは夢じゃないかって
私があの日
海へ行きたいなんて言わなければ
あんな事故にはならなかったかもしれない
太輔が意識を失ってしまったのは私のせい
幽霊でもいい
誰にも気づかれなくてもいい
このまま太輔の傍に居られれば
それでいい
成仏できない自分にそう思っていた
でも、やっぱり
太輔に目覚めて欲しい
生きて欲しい
だけど
そうしたら
私が太輔といられるのはあの日から49日間
つまり、私に残される時間は、あと46日
たった46日間しかない
どうしたらいいか…なんて
とっくに答えは出ているのに
私は怖かったんだ
消えてしまうのが…
みんなを認識できなくなってしまうのが
ただ…怖くて…寂しかった
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時