17 言えない理由 ページ36
夕暮れの空
今日もまた終わってしまう
なのに、現状は何も変わってないまま
私は毎日、そんな焦りを抱えていた
太輔やみんなにありがとうと伝えたい
太輔が前向きに
生きていけるように背中を押したい
そう思う気持ちばかりが膨らんで
何もできないまま
残された時間はあと40日をきっていた
裕太『Aがここに居ること
俺が伝えてみようか?』
って、言ってくれたとき
最初はそれが一番手っ取り早いとも
思ったけど
やっぱり違うって
そんなことしたら、裕太は
みんなに変だと思われるだろうし
私がいなくなった後も
太輔がここに存在しないはずの私に
囚われてしまうかもしれない
それが、なにより心配だった
だって、太輔はこれから先
何十年と生きていく人間で
私は1ヶ月後に魂も消えてなくなってしまう
だから、
私のことは想い出にして
彼には幸せな人生を歩んで欲しい
その為に、私の存在を明かすことは
私がやりたいこととは、真逆の行動に思えた
先が見えないまま
私に残された時間は確実に削られていく
そんなときだった
彼女が現れたのは
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時