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裕太「ガヤは…
今は混乱してるんだよ。
混乱してるっていうか…信じられないって。
Aが亡くなったこと…
俺らだってショックなんだから
ガヤはきっとその何倍も辛いと思う。」
『いきなり居なくなるなよ。』
『頼むから…ここに居て。』
裕太の涙
私は…みんなのことも傷つけたんだよね…って
「…うん。
そうだよね」
やっぱり私が…
裕太「でも、ガヤは…Aのことを
知ったら、きっと…感謝すると思う。
今は辛くても、いつか必ずありがとうって
思ってくれる日がくるんじゃないかな。」
いつか…この痛みの先に
そのいつかは…どれぐらい先のことなんだろ
その時、私はここに居られるのかな
「…そうかな。」
裕太「絶対そうだよ。
生きることは辛い。
でも、きっと何よりも尊いことだから。
それは…Aが
一番よく分かってるんじゃない？」
…。
私が…
そうだ。
裕太の言う通り。
生きてるってことは、何よりも素晴らしい
だって…明日も明後日も
大切な人たちに会える
来年も再来年も、その先も
共に悩み苦しみ、そして笑うことができる
もし、私が生きていれば…
この先、太輔がどんな未来を歩んでいくのか
彼がどんな風に歳を重ねていくのか
彼の傍でずっと見守れたのに
あと45日
私の魂のタイムリミット
「そうだね。
生きるって、本当にすごいことだよね。
本当に幸せなことだよね。」
涙が溢れそうになって
裕太に気づかれたくなくて
窓の外を見た
裕太「うん。
だから、Aは間違ってない。
大丈夫。
それにさ、言ってたじゃん？
ガヤが前を向いて生きられるように
背中を押したいって。」
その為に、俺の前に現れたんでしょ？って
優しく諭すように言う
「…うん。そう。
そうだよね。
その為に、神様にお願いした。
その為に、ここに来たんだよね。私。」
裕太の言葉は的確だった
傷付いた太輔の姿に
自分を見失いそうになってたのは私だった
あと45日
私がここにいられる間に
太輔が前を向けるように背中を押すんだ
その為に、私はここにいる
許される時間が終わるその時まで
私は太輔のために生きるんだ
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美希(プロフ) - ももさん！新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (
レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは！新作待ってました！まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2020年5月28日 21時
