星に願いを

11 T 星に願いを ページ23

裕太said




あの時はまさか

現実にこんなことが起きるなんて







信じられない想いで一杯だった








君はあの日、事故に遭って死んだ






突然、俺の前からいなくなった







もう２度と会えない




そう思っていたから







俺はずっと君に恋をしていた





君がガヤに出会う

ずっとずっと前から









でも、いつか伝えよう





大丈夫。時間は山程あるのだからって






そうたかをくくっていたんだ






その間に、君はガヤと付き合い始めて






そして、想いを打ち明ける前に

君は戻らない人となった








そんな君が俺の目の前に現れたんだ








信じられない

奇跡のような出来事







体はここに存在しないのに

魂はここにいる






それは

つまり…君は永遠にここにいられる






あの時、俺は、勝手にそう思いこんでいた









こんな奇跡が、永く続くはずがないのに









君がまたここから居なくなる…






あのときの俺は、

こんなにも早く、その時がときが訪れるなんて

全く想像さえしていなかった

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