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大光サイド
俺は「ごゆっくりどうぞ」と頭を下げて、
持ち場に戻ると、スマホが鳴った。
大光「(あっ、大輝からだ。…あっ、良かった(^^))」
高地「どうした?大光」
シゲアキ先生にケーキセットを置いた店長が話し掛けてきた。
大光「今、大輝からLINEが来て矢花と仲直りできたみたいっす(*^^*)!」
ジェシー「そうか、良かった(^-^)!」
北斗「えっ?仲直りできたのか?」
大光「はい!これから帰るみたいっす!」
加藤「最近、今野くんが元気ないと思っていたら、矢花くんと喧嘩していたのか…。そういえば矢花さん(矢花の母)、『息子が友達と喧嘩したみたいで…』って言っていたもんな(^_^;)」
シゲアキ先生は「良かった良かった」と言いながら、シュトーレンを一口食べた。
大光「ところで、シゲアキ先生はクリスマスイブのパーティー、参加するんすか?(・・?)」
加藤「あー、俺は家族と過ごすわ。じいさんもいつ死ぬか分からないし、なるべく家族と過ごしたいのよ。ごめんな(^_^;)?」
大光「そうっすか…(´・Д・`)」
狂犬の大光、残念っす…(T_T)。
高地「そうそう、大光。クリスマスパーティーの事だけど、参加するならクリスマスプレゼント用意しとけよ」
大光「了解っす」
高地「クリスマスプレゼント交換会で使うからさ」
大光「プレゼント交換会っすか…って。えぇーーーーーっΣ( ゚Д゚)!!!???」
ジェシー「何驚いてんのよ(^_^;)?」
高地「うちのクリスマスパーティーは、プレゼント交換会をやるって決めてるんだよ。じゃ、決めとけよ〜」
まだ、大輝のクリスマスプレゼントも決めていないのに…!
どうする、狂犬の大光〜〜〜っ(>_<)!!!
第26話『失いたくない親友』 終わり
※ここで番外編に登場した松尾龍について軽く紹介。
松尾龍(登場作品:『マルチプレイヤーとプリンシパルの条件』)
踊ることが大好きで、バレエが得意な少年。心優しい性格だが、やんちゃで世間知らず。矢花に好意を抱いている。実はシーニュ一族の人魚で、一族の若き族長。一族の仲間達に支えられながら、好きなバレエを続け、自分らしい族長を目指している。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年9月11日 21時