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大光サイド
大光「織山、暑いからさ…離れてくれねぇか(ーー;)?」
織山「嫌だ。だって俺、佐々木くんの事が好きなんだもん(^-^)」
おいおい、俺には大輝という可愛い彼女がいるんだよ(>_<)!
いや、待てよ。Loveじゃなくて、Likeの方か…?
大光「織山。今のって…」
織山「あー、好きの意味?Loveの方だけど?」
大光「じょ、冗談はよせ!俺はお前の事なんか、好きになるか( `ー´)!」
織山「冗談じゃないから。俺、本気だよ(^^)?」
そんな笑って言われても…。
幸い、俺ら以外にはお客さんは乗っていない。
こんな所、誰かに見られたり、乗ってきたらどうすんだよ!
特に、あの子に見られたら何て思われるか…(>_<)!
嫌われるかもしれないし、最悪の場合は破局か!?
頭を抱えて、顔を下に向いてしまう。
織山「佐々木くん、どうしたの?(・・?)」
大光「どうもしな…」
アナウンス『次は〜港町〜次は〜港町〜♪』
アナウンスが流れて、俺はすぐにボタンを押した。
織山「えっ、降りるの?」
大光「降りるよ!どけって!」
織山「えー、折角だから俺の家に寄っていってよ!あと、2本だから!」
大光「ここで降りないといけないんだって( `ー´)!」
織山は俺を降りさせまいと、通せんぼして行かせようとしない。
まだ、バスは動いてるし、危ないけどそんな事は気にしなかった。
織山「うわっ(>_<)!」
やがて、ピーっと音が鳴って扉が開き、
織山を突き飛ばすと、逃げるようにバスを降りた。
織山「ま、待って!僕も降ります!」
大光「なっ、織山Σ( ゚Д゚)!?何で来たんだよ!」
織山「俺の家に来てほしいから!ねっ、行こ(^^)?」
織山に腕を掴まれ、俺を家に連れていこうとする。
大光「放せって!俺、行く所があるんだ!」
織山「そんなの後でも、いいんじゃない?」
大光「断るっ(>_<)!」
コイツ、しつこい…!
俺には恋人がいるのに、こんな奴と一緒に…!
矢花「大光!?」
織山「っ!?」
大光「矢花!ちょうど良かった!織山が…!」
後ろから矢花が話し掛けてきて、驚いた織山は俺の腕を放した。
矢花「大光、大丈夫!?」
大光「おう…織山が…って、あれΣ( ゚Д゚)!?」
さっきまでいたはずの織山の姿が消えていた。
アイツ、矢花が来た途端に逃げたのか?
矢花「文化祭前に転校してきた、織山くんだよね。何かあった?」
大光「いや…でも、何か俺に積極的なんだよ…(ーー;)」
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年3月19日 13時