196話 ページ9
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貴 「…え?」
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私はのんの言葉に目を見開く。
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なにを…言うてるん?
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小 「こんな事言うのは勝手やってことくらい分かっとる。
俺がこんな事言う資格がないことも…。
それでも俺らやっと目が覚めてん。
俺らにはAがおらなアカンって。
俺らにはAが必要やって。
遅いことくらい分かっとる。
それでも俺はAと一緒n「もう止めて!」!?」
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貴 「もう止めてえな…。
それ以上聞きたぁないねんっ。」
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私はのんの言葉を遮って震える声でそう言った。
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これ以上聞きたくない…。
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これ以上聞くとまた心が揺れる。
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もうすぐで楽になれる。
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苦しい日々から開放される。
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やから…私は…っ。
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貴 「帰…ってくださ…い。」
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のんを突き放した。
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突き放せば苦しまずに楽に過ごせる。
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早く…幸せになりたいねんっ。
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小 「分かった。
急にこんな事言われても困るだけやもんな。
本間にごめん…っ。」
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のんが悲しそうな声でそう言うと人の気配が少し遠のくのを感じた。
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そして…
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小 「今日はもう帰るな。
次会うのは全国ツアーの最終日の時…やんな。
俺、絶対諦めへんから。
絶対また8人で活動出来るように頑張る。
やから…Aも俺らのことを見てて。
今度こそちゃんとAを笑顔に出来るようにするから。」
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そう言うと人の気配は完全に消えて、玄関がしまる音が聞こえた。
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私は…
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どうすればええの?
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作者名:凪優月 | 作成日時:2016年6月4日 16時