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私は何故か氷の上に立っていた。
『パリッ…………。』
氷が割れてしまう。私は走った。


「……あっ！」
右足が滑ってしまい、尻餅をついてしまう。

『バキャッ……！』
私の体重に耐えきれず、氷が割れてしまった。水が冷たい。


「……た、すけ……て…………………。」
声に出さず、口の中で呟いた。




……深い、氷の下の水の中で。




薄れて行く意識の中、氷の上に誰かが立っていることに気が付いた。

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作者名：紋奈 | 作成日時：2019年1月15日 15時

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