夢から醒めて ページ19
｢A起きろッ！｣
突然声が聞こえ私は一気に現実へ連れ戻された
目を開けると中也が私の肩を抱いていた
『中...也...？』
あれ、私、何があったんだっけ？
ターゲットに眠らされて...
慌てる私を中也は強く抱きしめ
｢大丈夫だ、一寸静かにしろ｣
『ターゲットは？』
｢俺を探してる｣
『!?』
｢間諜って事がバレたんだろうな｣
『其れなら何故私を』
｢云ったじゃねェか｣
ﾆｯｶｯと中也は笑うと
｢俺が助けてやるって｣
えっ格好良い←
ってそんなこと考えている場合じゃない
『じゃあ、逃げないと！』
｢否｣
『へ？』
｢Aを傷つけたんだ殺すに決まってんだろ｣
そう云うやいなや中也は私を抱き
ドアを蹴破り
ターゲットを探した
否
探す必要は無かった
何故なら
”凍っていたから“
｢なっ!?｣
『あっ』
私には心当たりが有る
意識を失う前
呟いたのだ
『氷華水月・霜柱』
あっという間にターゲットは氷漬けになり凍死してしまっていた
中也は私の頭をﾎﾟﾝｯと叩くとﾆｶｯと笑い
｢良くやったな｣
『殺して良かったの？』
まだ私はあの夢を引き摺っていた
殺すこと、傷つけたことそれに対する応酬
其れを此れから受け入れる生活をしなければいけない
今此処でターゲットを殺した事から
そんな事を考えていることを知ってか知らずか
｢まァ俺も色々あったからなァ...｣
そんな事を云う中也は遠いところを見ていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロキニャン(プロフ) - えっとそのままでロキニャンです (2019年11月12日 6時) (
レス) id: 15416a5783 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 更新してほしい (2019年11月6日 22時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 見ました〜スミマセン、できればアカウント名も教えてもらっていいですか？ (2019年10月26日 17時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
ロキニャン(プロフ) - ......すみません出来るだけ直していければいいんですが、、、気を付けますね (2019年9月26日 18時) (レス) id: 15416a5783 (このIDを非表示/違反報告)
さち - 確かに......... (2019年9月23日 20時) (レス) id: 50e2c8124c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロキニャン | 作成日時：2019年8月27日 16時
